投稿:2017年7月 7日
4月29日~8月6日まで、京都国立近代美術館で「ヴァン クリーフ&アーペル ハイジュエリーと日本の工芸」展が開かれています。 ヴァン クリーフ&アーペルは年に1度1都市1美術館で展覧会を開催しており、今回京都国立近代美術館がそれに選ばれたのです。 ヴァン クリーフ&アーペルのハイジュエリーの特徴は、宝石を支える爪を表から見えないように施す技術「ミステリーセッティング」。 これに対し、...
投稿:2017年6月26日
美術館「えき」KYOTOで開催されている暁斎展のギャラリートークに参加してきました。 「河鍋暁斎」は、幕末から維新の動乱期を体験し、文明開化の明治を生きた絵師です。私が「河鍋暁斎」の存在を理解したのは2008年に京都国立博物館で開催された『特別展覧会 没後120年記念 絵画の冒険者 暁斎Kyosai -近代へ架ける橋-』です。強烈なインパクトが記憶に残っています。 今回の展覧会の作...
投稿:2017年6月12日
京都出身の日本画家・秦テルヲの作品を集めた「秦テルヲの生涯」展が岡崎の星野画廊で7月8日まで開催されています。 注目の作品は、1925年に神戸の個展で発表されてから所在不明になっていた「慈悲心鳥の唄」。この度90年ぶりに発見され、展示されています。裏彩色が施された、特徴ある母子像です。 秦テルヲをご存知の方は多くないかもしれませんが、有名な小野竹喬や土田麦僊ら京都の画家たちとともに...
投稿:2017年6月 7日
今年も始まりました春の院展。 初日には関西の先生方が作品解説をお話いただき、ありがたいことです。 特に京都会場は作家本人の言葉を直接聴けるので、多くの人でにぎわいます。 しかし、私はゆっくり鑑賞したいので、18時以降に会場の髙島屋へ行くようになりました。 特に好きな先生は何を題材に作品を仕上げられたのか楽しみに出かけます。 松村公嗣先生は、祭りをテーマに作品を制作されており、...
投稿:2017年6月 5日
細見美術館では、6月11日まで「愛媛県美術館所蔵 杉浦非水-モダンデザインの先駆者-」展が開催されています。 細見美術館はこれまでも無料招待などで何度か訪れており、今回もその対象でした。 杉浦非水は四条派の絵師・松浦巖暉に師事し、その後三越百貨店のポスターデザインを手がけた方です。その作品の大半は愛媛美術館のコレクションとなっており、見ていると昭和の空気が楽しめます。 また、...
投稿:2017年5月29日
お友だちに教えて頂き、『仲條正義 IN & OUT,あるいは飲&嘔吐』@京都dddギャラリーの仲條正義氏×美術史家の山下裕二氏 対談 に参加してきました。 会場は若い方が多くて、またいかにもデザイン関係のお仕事をされているなぁという方も多くおみえで、大盛況でした。私が知らないだけで「仲條正義氏」はグラフィックデザイナー界では重鎮中の重鎮なのですね。参加者のほとんどは、...
投稿:2017年5月22日
京都国立博物館で開催されている「海北友松」展に、やはり行くことにしました。 この度60年ぶりに日本に帰ってきた「月下渓流図屏風」が見たかったからです。 これはネルソン・アトキンズ美術館の初代館長ローレンス・シックマンが、第二次世界大戦中にアジアの美術品保護に携わっていたときに手に入れられたものだそうです。 当日は30分ほど待って入場。人々の頭の向こうに見えた作品は、静かで控えめな...
投稿:2017年5月19日
花園大学歴史博物館では、「原の白隠さん」展が6月10日(土)まで開催されています。 「すたすた坊主の図」はなんとも描き手のユーモアが伝わってきました。 「盆山図」石山寺の寺名の由来となった山を描いたもの。 のどかな「富士山図」や「老いては帆にしたがふ」「老翁東舟図」「出山釈迦図」は、下絵とは足がぜんぜん違うところに描かれていたりする点が楽しめました。 大半の作品は、静岡県沼津市...
投稿:2017年5月 2日
4月26日に、美術館「えき」KYOTOで開催中のアニエスベーフォトコレクション展でトークショウに参加してきました。 この展覧会はKYOTOGRAPHIE2017 京都国際写真祭の共同企画展で、パリへ行かなくてもアニエスベーの「ギャラリー・デュ・ジュール」に所蔵されている写真作品70点を楽しむことができます。 KYOTOGRAPHIE2017のテーマが「LOVE(愛)」ですから、普段...
投稿:2017年4月17日
今年で5回目を迎えるKYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2017が4月15日から開催が始まりました 特に初日の15・16日はパブリックプログラムが多く開催され、どれもネットでの事前申し込み制ですが、会場に余裕がある場合は当日申し込みでも無料でトークを聞くことができます。 一部会場の入場にはパスポートやチケットが必要で、また二条城や美術館えきKYOTOの2箇所は別途費用がかかります。...
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