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	 tengokuは茶道を習ったことがありません!(*^^*)でも、茶道には昔から惹かれてきました。
	 茶室の構造、その空気、お茶をいただきお点前する所作、譲り合いとおもてなしの心。それだけでもアートである上、お茶、お菓子、道具類、掛け軸の言葉と、何をどこからどう見ても、アートだらけな世界です。
	 上京区堀川通寺之内上るに位置する茶道美術館は、茶道に無知な部外者にも茶道のアートが実感できる贅沢な空間です。
	 4月5日まで、『茶箱を楽しむ』企画展が開かれています。
	
	(チラシから)
	点前に必要な茶道具をコンパクトに収納でき、携帯にも便利な茶箱は、利休の時代から旅持ちの仕込み箱として用いられてきました。戦乱の世には陣中において、江戸時代には参勤交代の折に、さらには旅の道中、花見や紅葉狩り等、四季折々に人々は茶箱を携えて茶の湯を楽しんできました。
	
	ちょっと大きめのお弁当箱サイズの茶箱に、細々とした茶道具がまるでマトリョーシカのように収められていました。ままごと道具のような小さな茶碗や掛け軸の数々は、あらかじめ、セットで作られたわけではありません。お茶を楽しむ人たちが少しずつ好みのお道具を集めて、箱にちんまりと収まるように揃えていったんですね。茶人のお茶を愛する心がより細やかに伝わり、見ているだけで心が和みました。
	
	茶道の面白いところは、純日本的なものととらえられているものでありつつ、唐物と呼ばれる外国製品もとり入れられていることでしょう。中国製の籐籠は、中国で貧しい農民が弁当入れに使っていた籠を思い起こさせます。(昔、中国映画で似たような籠を見た覚えがあり、実際にそうした使われ方がされていたのでは?)
	オランダ焼きと呼ばれるヨーロッパ製の器は、現地ではカフェオレボウルとして使われていたはずの器でした。
	高麗ものと呼ばれる朝鮮経由の器は、現地では祭器として使われていたようです。
	
	さまざまな場所から集められた、多彩な由来の器を茶箱にまとめて、一人の茶人の好みにくくられている。その不思議さも、まさにアートならではの感覚ではないでしょうか。
	
	茶箱のほかに、春にあわせたお道具類も展示されています。楽茶碗、掛け軸、茶釜、茶杓の数々、源氏物語を描いた屏風、三十六歌仙の画帖と、みやびな世界が楽しめました。
	
	茶箱用の羽箒にもため息が出ました。お点前で飛んだ灰を掃くための小さな箒が、フクロウ、トビ、カモ、コハクチョウ、ノスリ、オシドリなどの羽根で作られています。どれも精緻で美しい形をしていました。野鳥の羽根って、要は抜け毛なわけなので、ボサボサしていたり、泥で汚れていたり、脂がついていたりして、自然に落ちているものはさほど美しくないものです。だから、見とれるほど美しい羽根を使うには、何百枚?の羽根の中から、極上の一枚を選び出す必要があったでしょう。その手間と執着も、まさにアートに通じる心ではないでしょうか。
	
	茶道資料館では、700円の入場料にお呈茶券もついています。今日は『小梅』と名付けられた薄紅色の生菓子とともにいただきました。
	季節を味わう心も、まさに日本人のアートですね。
	 
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