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東寺・秋季特別公開 & 京都御所秋季一般公開(11/3)

投稿:2011年11月 9日

京都駅を降り、鼻の下や爪の長い政治家が夜な夜な集うという東寺(饗応午後九時)へ。慶賀門から入り、洛南会館に直行。池のマガモを見ながら昔ながらのモーニングサービスを頂き、空腹を満たして観智院へ。

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 観智院。長谷川等伯に師事し二天と号した宮本武蔵の鷲図と竹林図。共に勢いは伝わってきますが、う~~~ん…。石燈篭、蹲踞の置かれた楓泉観(茶室)の路地は趣きがあり目をひきます。書伝の襖絵は浜田泰介により四季が情感豊に描かれています。塗香を試し、宝物館に。

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 宝物館。千手観音立像が印象に残ります。昭和5年の終い弘法での失火により焼損した食堂本尊ですが、その後修復され宝物館に安置されています。千手観音が置かれている部屋に入る手前左に明時代の如来坐像が展示されています。一番奥の如来が顔の表情が穏やかで好です。

 大師堂、毘沙門堂にお参り。毘沙門堂の隣が教王護国寺の事務所。玄関先が見事だったので写真を撮ってきました。金堂の南側から見る五重塔も風情があります。

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 金堂、講堂、五重塔。ここでも、いきなり茶店へ。三色団子とほうじ茶のセット。団子は甘味が抑えられモチモチとして美味しいのですが、ほうじ茶が大変美味しい。評判のようです。

 講堂は所謂、立体曼荼羅。如来部を中心に、向かって右が菩薩部、左が明王部。左右の辺に天部が配置されています。如来部は、中央の大日如来を阿閦、宝生、阿弥陀、不空成就如来が囲んでいます。仏像は金剛波羅密多菩薩を除き全て国宝・重文。右辺の梵天、左辺の帝釈天、明王部の降三世明王が印象に残ります。

 金堂は、薬師三尊と十二神将。お参りして五重塔へ。塔の高さは55m。木造建造物として日本一の高さで、京都駅ビル(60m)と同じ位の高さと解説していただきました。

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 食堂には、千手観音と共に焼損した四天王立像が安置されています。食堂の前でレンゲを灯し蝋燭を備えて家内安全を…。

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 慶賀門より出て、行く時に見つけていた魚万で昼食。和食のお店。美味しかったです。

 京都駅から地下鉄で京都御所の一般公開に。烏丸丸太町に着いたのが三時。参入の宜秋門の閉門が三時半なのでギリギリだと思っていたのですが、私たちの後ろからもゾロゾロと。荷物のチェックはハイ、ドウゾで終了。人は多かったのですが、案外ゆっくり御所を見学できました。今回の飾り付けは、五節舞姫と管絃。清所門から退出し蛤御門に。御所の中の記念品は特に購入したいと思うものはなく、清所門を出た所の出店では何れを買ったら良いのか分からなくなり、結局何も買わずに京都駅へ。伊勢丹で田中長の奈良漬けを購入し一日終了しました。

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文責:HIPPO 編集:京都で遊ぼうART



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