浅葉克己個展「アサバの血肉化」(dddギャラリー）

京都dddギャラリーは、地下鉄東西線「太秦天神川」駅から歩いてすぐ、車でも隣に駐車場があるので行きやすい施設です。

今回はイラストレーター・浅羽克己さんの作品展を見に行きました。
多くのポスターがところ狭しと張り巡らされていました。

ここのギャラリーは、以前開催された田中一光展でも、これでもかこれでもかと空間を埋め尽くすように作品を展示していたので、私は少々苦しくなってしまいます。
以前大阪のサントリーミュージアムでもポスター展をよく開催していましたが、こちらは心地よいレイアウトでした。
このギャラリーもぶらさげるタイプの展示方法から脱皮してほしく思います。

しかし、会場を貸切状態でDVDが楽しめ、普通作家さんが嫌がりそうな製作過程や日常も公表されているサービス精神には頭が下がりました。特に中国に伝わる「トンパ文字」を書いていただいているシーンは最高でした。
ただ、ビデオ鑑賞専用のスペースがないので、せめて背のある椅子がほしかったです。

もうひとつ、山下裕二先生とのトークショウが開催されていたことを知りませんでした。
京都市内の美術館系のオープニングパーティ、トーク日程を表にしてまとめたものがあればと思います。

文責：のり憲