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裏千家歴代展(茶道資料館)後期も観てきました

投稿:2013年8月 5日

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今日(8月1日)は、八朔(旧暦ではありませんが…)、朝から生憎の雨ですが、北野の明月舎に行った帰り、友人と裏千家歴代展後期も観てきました。
10時前だったのですが、裏千家で八朔の行事があったのか、涼しげな着物姿の方々がロビーで休憩されたり、展示室で鑑賞されていたり。

後期は、前期(「裏千家第14代無限斎居士の五十回忌、第15代鵬雲斎大宗匠の卒寿、第16代坐忘斎家元の継承十年」にあたる今年を記念して開催された特別展)同様、3代作の掛物や好み道具の展示ですが、半分以上は模様替えされていました。

掛物では、14代無限斎筆「富士画賛」、道具では、瓢箪茶器(銘幽寂)と竹茶杓(歌銘茶の湯には)が取り合わせてあったのが素敵です。
第16代坐忘斎家元好みの「白交跕唐花皆具」は美しく華やか、そして涼やかでした。
友人と二人、各々かって勝手に「自分のお好み」を想像しながら、ゆっくり見せていただきました。

さて、展示見学のあとは嬉しい呈茶席での休憩です。

今回は、鼓月製「いずみ」という名の涼しい生菓子、葛の上の方が水色で金粉がちらされ、中の小豆餡の甘さも丁度で、おいしい葛餅でした。ほどよく出てきた暖かいお抹茶は、美しい泡立ちと色、本当においしかったです。

友人は、細川元首相の初期のお茶碗、私は、リチャード・ミルグリム氏作のものでした。床の軸(水の色や緑がある自然の中が我が家のようだと書かれた漢文?)やお花(矢筈と木槿でしたが、花びらだけでなく花心の真っ白の珍しい木槿)も涼しさを演出しています。立礼の手前席のガラス製の皆具も美しかった!
 
後期展の今日は、展示も楽しかったが、呈茶席でゆっくりできたのも嬉しく、友人とまた来ましょうと帰途につきました。


文責:笑吉

特別展「裏千家歴代展 ―無限斎・鵬雲斎・坐忘斎―」



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