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エリオット アーウィット展(何必館・京都現代美術館)

投稿:2013年11月 5日

eliott_MarilynMonroe1954.jpg

何必館にエリオット アーウィット展を見に行く。

何必館は、阪急河原町から八坂神社の方へ進んでいくと見えてくる。

祇園界隈で、あたりは人でごったがえしている。

そんな中にひっそりと何必館はある。



エリオット・アーウィットは25歳の若さで写真家集団マグナムの一員となった人で、
世界で高く評価されてきました。

J.F.ケネディ大統領、チェ・ゲバラ、マリリン・モンローなど20世紀を代表する人た
ちをたくさん撮っています。



85歳となった現在でもニューヨークを拠点に活動を続けられているそうです。



ジャクリーヌ夫人やマリリンモンローの写真は圧巻なものでした。

そんな歴史的な場面との出会いもあるのですが、日常の、ありふれた場面との出会い
も大切に切り取り、作品とされているものは、心がふんわりと温かくなるものでし
た。



カップルが微笑みあっている姿が車のミラーに写っているものや、真っ直ぐに伸びた
並木道自転車を二人乗りしていく姿だったり。



ワンちゃんの写真がたくさんありました。

トレンチコートを着た、おしゃれな飼い主さんの横で、ジャンプするワンちゃん。

木の影からちろっとこちらを見るダックスちゃん。

浜辺に二匹並んでたたずむワンちゃん。

帽子をかぶったチワワちゃんが、ちろっと上目使いをするところ。



どれも愛らしく、ワンちゃんの目線からとられていて、飼い主さんは足元だけ。

それでも、パリの街角で撮られた姿は、足元だけでもおしゃれな方々ということがよ
くわかる。

そして、その切り取られたシーンすべてに物語がある。

普通の人たちの変わらない毎日にも、それぞれの物語があるのです。



日常の中にもみつければ、輝く瞬間が誰にでもある。



そんなことを感じられる写真展でした。

一瞬と永遠の劇場 Elliott Erwitt展



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