青蓮院

国宝青不動公開中の青蓮院に行ってきました。
といっても、山科区の飛地にある将軍塚青龍殿でなく、東山の知恩院隣りの粟田御所の方です。

こちらは、入り口の大きなクスノキが目をひく奥行きのある門跡寺院です。



こんな大きなクスノキが枝を広げる正面庭園。たっぷり散策できます。



庭園鑑賞の前に、ここのモダンな襖絵を鑑賞。
入ってすぐのところの華頂殿にある木村英輝氏奉納の蓮の襖絵60面がすてきです。
周りに広がる大きな庭園に目を奪われがちですが、広い室内ゆっくりと蓮と虫やカエルたちの絵を楽しんでからでも遅くない。

襖絵をデザインしたカップ＆ソーサー、ボウル、角皿も素敵です。
それほど高価ではありません。一万円で十分おつりが来ます。いつか買いたいな。

そして、もうひとつ。広々とした境内を目で楽しんだ後は、鼻でも。
ここのお線香の香りがいいのです。「青蓮香」といって、老舗松栄堂のお線香なのですが、ここでしか手に入りません。白檀中心の成分とのことですが、華やかでさっぱりした香りの後に甘い香が嫌味なく残ります。我が家でも、特別な時にはこのお香を焚きます。気分をすっきりさせたいときにも、アロマの代わりに。とても気持ちがいいものです。
バスで将軍塚の方へ足を延ばした後、絵画や香りもぜひ楽しんでください。