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おなかいっぱいどようびのこと そのいち(美術館「えき」KYOTO/京都芸術センター)

投稿:2011年8月29日

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まずは朝から京都駅、美術館「えき」KYOTOさんへお邪魔です!ただいま開催中の「-今森光彦の切り絵美術館-魔法のはさみ」をみにきました。NHKでおなじみの里山写真家の今森光彦氏の切り絵展覧会です。

滋賀の方なんですね。子供の頃に好きな昆虫や植物などを題材に切り絵をしていたという今森さんの作品展。プロフィールをみると、当時はお母様の裁ちバサミを使っていたとかで、生地に使うはさみで紙をきってたなんて!とちょっとどきどきです。さぞかしよく切れただろうな~

それにしても作品はどれもハサミを使って生み出されたものなのです。実は知り合いに切り絵作家さんがいるのですが一度作っているところを拝見したこともあるんだけど、ハサミが自由自在に動いてそれをみているだけでも楽しくて、どんどんわかる形になっていくのをみるのも楽しかったのです。

今回は、切り絵の典型という感じの白黒作品も沢山でしたが、色をきれいに使ったものもありました。グラデーションが美しくて、色の選び方も繊細でやさしい色の好きな方だな~と思います。題材としてはやはり大好きだとおっしゃる昆虫が一番生き生きしてるようにみえました。チョウなんかは遠目で見ると本物の標本のようなものがあったりして、

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まるで色を塗って描いたみたいな作品も沢山あるのですが、ちかよってよ~くみるとほんとうに細かいはさみがはいっています。軽い下書きされたものもみれたり、左右対称に作ったらしい紙の真ん中につく折り目なんかもついていて、こうやって作ったのかな、とかいろいろ思いがめぐらされて楽しかったです。

で、この展示、会場のすぐ近くで10分程の映像が流れています。今森さんがアトリエ(??)周辺の自然を散歩して、切り絵作品の題材を探しにいったり、家に戻って落ち葉などを連れ帰り、切り絵作品を制作する過程がみれたりなかなか楽しめる映像になっています。

実はこの日親子ワークショップがあったんですね。開店と同時にゆっくりみようと思って行ったら、開店に会わせて親子連れがはしるはしる!

ワークショップの受付枠になんとか入ろうと必至ファミリーがいっぱいいました。

個人的にはついつい最後辺りの展示にあった「テキスタイル的」な切り絵にほれぼれしますが、生き物の切り絵はなにより紙なのに生きてるみたいですよ、9月5日までなので、是非是非みにいかねば!な展示でした。おすすめはやっぱり開店すぐかな。ちびっこが増えてくると、やっぱり騒がしくなっちゃうので、ゆっくりみれなかったりします。でもちびっこにもみてほしいので~大人は大人で時間をみはからってお邪魔したいかな、と思います。

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さて、朝っぱらからのんびり拝見しましたけど、次の目的地へいきますよ~バスにのって京都芸術センターへ。
こちらはみなさんご存知元明倫小学校跡地。ギャラリーやら前田珈琲さんが入ってます。

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こちらで現在夏休み特別企画展「sweet memory-おとぎ話の王子でも」が開催中です。
「おとぎ話の王子でも~♪」といえば、アイスクリームの歌!4人のアーティストさんが甘いお菓子についての作品を発表されています。館内南ギャラリーと、北ギャラリーに分かれての開催。期間中はいろんなワークショップも開催されています。

「お菓子」がテーマというだけでも全くタイプの違う作品が展示されています。
ここって古い小学校なので、ただ歩いてるだけでも雰囲気がいいんですよね~。前田珈琲さんも他の店舗とまた違った雰囲気って素敵です。
 
今回の作家さんたちはフードコーディネーターの謝琳さん瓜生祐子さん河地貢士さん林智子さんの4名。
あたりまえですが、表現方法も何もかも全く違う4名です。だからこその素敵な展示でしたよ~。

あたしの目当ては河地貢士さんでした。この方、知る人ぞしる「うまい仏」の作家さんなんですね。うまい仏も展示されてましたよ~。

「お菓子に大しての女の子らしい目線や、男の子が好きそうな、つきあい方」みているとついついにやにやしてしまいます。「お菓子」と一口にいっても、あま~い砂糖菓子だったり、ついつい指でなめたくなる生クリームのようなものだったり、ジャンクな袋菓子だったり繊細な和菓子のようなものだったり。幅の広い奥深い世界です。
こんな風にアーティストの心をつかんでしまうお菓子ってやっぱり怖いものなのだな。

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なんて思いながらのんびり拝見しました。まだ午前中だったからか、静かでゆっくり拝見できました~。

コラボメニューが館内「前田珈琲明倫店」でいただけるようです。


さて~次の目的に行く前にお昼でもいただきましょか~とうろうろしてると

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こんな看板発見!いまだけオール500円!

これは安そう!ということでお邪魔しました。大丸京都店の近くの「焼き肉北山」さん。あらら、どうやら「火曜サプライズ」で最近船越英一郎氏ご一行がいらしたらしい。店内は京都ドラマのポスターだらけだー!

(関係ないけど船越英一郎氏は9月に「船越英一郎の京都案内」とゆ本を出されますよ。かうべし。

ともかく500円の焼き肉弁当をいただきます~。

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ん!!なるほどー、つか、これなら500円だったら納得な感じです。これで850円だとちょっと腹立つかもしれません。お肉はほんとにおいしかったけど、スープはちょっと塩辛かったし、ぬかづけも醤油は少なめでいいし。あたしはご飯食いなので、ちょっとのおかずでごはんもりもり食べる方だから大丈夫だったけど、おかずたっぷりじゃないと、という方にはちょっと難しそうな配分じゃないだろか、なんて思いました。

無事食事を終えて~ 次はバスで移動します。

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関係ないけど、大丸近くの八百屋さんとこのかぼちゃ。いっつも顔が書いてあって超かわいい。

帽子かぼちゃさんたちがいっぱいいたのでついつい。

これ、おばあちゃんたちが書かれているのだろうか。

 

さて~次にお邪魔したのは「para lucirse」さんです。
実は、あたし、こちらにがまぐちを扱っていただいてます。今日も納品かねてのお邪魔です。
9月5日まで「おっきい小林洋介のちっさい人形展」に来ました!人形劇団京芸さんはご存知ですか?60年もの歴史をもつ、人形劇団です。京都を中心に小学校などをまわったりしておられる劇団なのです。

劇団に入る前、仏師だった小林さんがつくる人形たちがギャラリーに並びます。みんな個性的でかわいいのだ!! お店にいったら小林さんはおられなかったのですが、奥様で劇団員の久世愛里さんが来られていて、実際にお人形を動かしていただいたり、触らせていただいたりしました。

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わー、また二枚目ですね~。この子!
と思ったら、実はお芝居には登場しておられないそうで、漫画「BEAST of EAST」(※著:山田章博・幻冬舎コミックス)という作品の主人公「鬼王丸」くんだそうなのです!。もちろん劇団のお芝居には出ていないのですが、今まで個人的に作られてご自宅におとなしくされていたみたいで~。

原作者さんが京都在住の方だし、偶然みにきてくれないかな~という願いをこめての登場となったそうです!この子、まばたきしますよ!すごいよー

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そして直にみたかった「きのこ姫」になっちゃったお姫様ね。
なんで「きのこ姫」になっちゃったのかは、是非期間中にお店にいって確認してください!なんともいえん~キノコから顔がでてるんだよ~

いろ~んな子がおとなしくしておりますが、DMにも登場している「しゅー丸」くん、あいたかったよう~

かわいいよう~口がしゅー!って言ってます~

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かわいすぎる!ちなみに手がみえてますが、しゅー丸くん役をされている久世さんの手です。どのキャラクターも、それを動かす劇団員さんによく似てるのです。

他にもこういうお人形ってちょっと口が開いてるのですよ、とか顔は舞台メイクっぽくつくるんだとか、ちょっと肌はがさがさにして照明の当たり具合を意識するんだとか、手のゆびは4本分しかつくらないとか。表情の事など、いろいろお話してくれました。

うーん、人形劇って楽しいな~。

こちらは9月5日まで、やってます~ワークショップの企画もあるので、是非是非参加しましょうね~。

さ~半分終わったかな。

というところで待ち合わせしていたはなふーから連絡が入って、移動しました

げげ!雨降って来たー!

そのに へ続く

 

文責:アカサカ 編集:京都で遊ぼうART

このレポートは、こちらの記事より抜粋させて頂きました(アカサカさんのブログへ)

 

関連リンク

魔法のはさみ-今森光彦の切り紙美術館-
美術館「えき」KYOTO

夏休み企画 「Sweet Memory ― おとぎ話の王子でも」
京都芸術センター



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