ぼくが一番大好きなお寺、詩仙堂。
	学生時代にふらっと寄って、それ以来大好きに。
	いつ行っても飽きることのない、魅力たっぷりのお寺です。
	
	石川丈山という方が、自分の隠棲の場所として立てたのが詩仙堂。
	叡山電車の一乗寺駅から15分ほど、山のほうに歩いたあたりにあります。
	中でもお気に入りの一つが、この入り口です。
	
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	お寺には山門のようにずっしりとした、門!という感じの入り口が多いのですが、
	詩仙堂の入り口はこぢんまりとしていて、いらっしゃいと言ってくれるように感じるんです。
	
	中に入り、お堂からお庭を見ると、きれいなサツキの刈り込みがあります。
	
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	このお堂、とっても落ち着きます。
	お寺にはそぐわない表現かもしれませんが、「ほっこり」という言葉がぴったり。
	寝転ばないでください、と注意書きがあるくらいなのです。
	まるで、田舎のおじいちゃんの家に来たような感覚にさせてくれます。
	
	サツキは春になると、きれいな花を咲かせてくれ、
	
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	秋には後ろの紅葉が、見事に色づきます。
	
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	ぼくはまだめぐり合えたことはないですが、雪の日のお庭もきれいだそうですよ。
	
	そしてこのお庭、歩いて見て回ることもできるんです。
	お庭におりてお堂を見ると、サツキの刈り込みの大きさにびっくり。
	
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	お堂から見て、一番きれいに見えるように計算されているのだと感じます。
	刈り込みの中はこんな感じに。
	
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	サワガニやトカゲがいて、自然の中にお庭が溶け込んでいるようです。
	
	さて、このお庭のもう一つの見所が、この鹿おどし(ししおどし)。
	
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	時代劇や、その他の庭園でもおなじみの、コンと音をたてるあれです。
	実は鹿おどしは丈山さんが考案したものなんだそう。
	ほどよいタイミングで、味のある響きがしますよ。
	
	その他にも、新緑の季節は緑が青々としてきれいですし、
	
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	四季折々の、いろいろな花を見ることができます。
	(なんと百種類もの花があるのだとか。)
	
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	このお庭を彩る花々たちが、いつ訪れても飽きない理由なのかもしれません。
	そして帰る際も、またおいでね、と言ってもらえるような気がするお寺です。
	
	一乗寺駅周辺には、恵文社などの本屋さんや、おしゃれなカフェも多くあります。
	街全体が落ち着くんです。
	ほっこりしたい時、訪れてみてはいかがでしょうか。
	
	
	文責:ゆうたん 編集:京都で遊ぼうART
学生時代を過ごした京都が大好きで、お寺や美術館、雑貨屋さんなどをぶらぶらと散策しています。特にお寺には、ヒマさえあれば訪れています。 京都の魅力について、少しでも伝えることができればいいなと思っていますので、よろしくお願い致します。
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