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ひらひらーと「わたせせいぞうの世界展」へ行きました。
わたせさんの絵を見るとなると、ひらひらーとした気分になるのです。
わたせさんは、北九州市で少年期を過ごされたそうで、
北九州市民にとっては、身近な存在でもあります。実は私も北九州市民なのです。
子供のころは、海岸の倉庫に大きくプリントされたわたせさんの絵を、
見て過ごしていました。中高生くらいのときには、わたせさんの
「ハートカクテル」をお小遣いで買ってコレクションしていました。
そのとき読んだ何篇かは今も鮮烈に記憶にとどまっています。
絵だけでなく、物語も魅力的なのです。4コマとか、逸品です。
今回の展示でも、北九州市のイラストが展示されており、嬉しかったです。
そんな感じで、京都のイラストも展示されていましたね!
わたせさんは京都が大好きなんだそうです。いいですよねー。わたせさんの京都の絵。
いいなあ、素敵なイラストでした。アングルが工夫されていて、とてもいい雰囲気です。
わたせさんのイラストはどこがいいのでしょうか。
1枚、1シーンで、たくさんのことを想像させてくれるからかと思います。
この人物がどんな人で、どんな気持ちで、この二人の関係がどうで、今はこうで前は
多分こんなんで、どんな会話をしていて、どんな香りのするどんな気候の場所なのか…。
どの作品も幸せや、甘美な気持ちが湧いてきます。恋愛がテーマになった作品が
多いからでしょうか。好きな人とこんな感じでいられたらなあ…って、ちょっと
恥ずかしいんですけど、そんな夢を見させてくれます。
それから、線が素晴らしいと思います。線の太さ細さ、硬さ、書き入れたり抜いたり
の絶妙なバランスが、わたせさんの絵を個性的にしています。
思うに、ちょっと北斎の線に似ていませんか?スキッとしているなあって。
作者の性格やたたずまいを感じさせる線だと思います。
そして、色ですね。鮮やか。爽やか。私が、ひらひらーとした気分で展示に向かったのは
この色のせいかもしれません。蝶が花へ誘われるように。あぁわたせさんだーといった具合に。
そんなことで、わたせさんの展覧会へ行ったのは初めてだったのですが、
気分のいい風が吹き抜けていく、そんな展示でした。思った通りでよかったです。
azukiさん
まこさん
さくらむくおさん
此糸さん
めいさん
ナミキ・キヨタカさん
虹の会さん
sachihoさん
TOSHIさん
tengoku10さん
梅田たけしさん