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ANTIQUE belle GALLERY 「川影」 Ayaka & Moegi Codama Exhibition "KAWAKAGE"|中里楓のアーティスティック探訪 88

投稿:2014年11月18日

nakasato20141101(1).jpg

Sister is brewing the time. - 時を醸しだす姉妹”

 

いつも歩いていた姉小路通に素敵なギャラリーがありました。

1階は古道具たちが陳列されて、2階はギャラリーになっています。

ふらっと最初に立ち寄ったときの、その姉妹ふたりの展覧会場に満ちる空気感に

もう一度触れたくて、再び訪ねてみました。

 

ANTIQUE belle GALLERY

「川影」

Ayaka & Moegi Codama Exhibition “KAWAKAGE”

児玉彩(絵画)と児玉萌(散文)の展覧会

20141016日(木)- 1026日(日)

12:00~19:00(最終日18:00まで)

 

姉妹ふたりの展覧会とはとても珍しく、会場の壁には、

 

「妹さんの散文」と「お姉さんの絵」

 

が掲げられていました。

妹・萌(もえぎ)と姉・彩(あやか)。

 

「昔話から発想を得たわたしの散文をもとに、姉・彩が絵を描いてます」

 

とは小柄でかわいらしい妹・萌さんの言葉です。

聞けば姉・彩さんは26歳、妹・萌さんは23歳というじゃないですか、

そんな現代の女の子が昔話?

 

そのギャップに思わず驚き、

 

「よければこれを見て下さい」

 

と萌さんから手渡された紙質のやわらかな原稿用紙には、

真ん中に2行ずつ、それはそれは質素な昔話が語られていました。

 

nakasato20141101(2).jpg

三重に伝わる昔話-ホトトギスむかしより 兄を憂いて-

  ホトトギスの兄は畑に ホトトギスの弟は家で里芋を料理して

  悪い里芋を自分で食べ いい里芋を兄のために残しておいて

  帰ってきた兄はその里芋を見て 弟がいい里芋を食べたと勘違い

  弟のおなかを刃物で裂いて殺してしまいました

  でも弟のおなかから出てきたのは 悪い里芋

  かわいそうなのは 弟?それとも 兄?

 

(・・・姉妹の色に染まる雰囲気のギャラリー・・・)

 

「日本の昔話に流れる"時”を、この空間に再現することができれば」

 

と姉・彩さんの説明です。

同じ展覧会を再び訪れたのは、その""を再体感したかったから。

 

(このやわらかな・・・肌をやさしく包み込む感覚・・・)

 

現代に流れる時の速さとは違う、ゆったりとした昔話の""

それは十二分にこのギャラリー内に体現できているのです、

萌と彩の姉妹から醸しでるオーラといっしょになって。

 

この姉妹の展覧会「川影」の魅力は、

 

妹・萌の散文

姉・彩の絵

 

それともうひとつ

 

このふたりからあふれ出るやわらかな空気感

 

なのです。

この空気感に包まれると、とても幸せな心地になれます。

 

nakasato20141101(3).jpg

brew 醸造する



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