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ギャラリー妖精村 永田萠原画展 -光あふれる街-|中里楓のアーティスティック探訪 35

投稿:2013年12月12日

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“These warm and cool colors make you happy, heal your exhaustion of minds.”

日本人の伝統的色使いのすばらしさを教えてくれる伝道師が、このギャラリーにいます。

ギャラリー妖精村
永田萠 原画展 
-光あふれる街-
2013/11/12~2013/12/01
10:00~18:00 (月曜休廊・祝日開廊)

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「夜空でキララ」  1987
  鉄色・常盤・深緑…伝統的緑色の空に宙舞う妖精たち
  木の葉のような装いの妖精の足元には、無秩序に見えても美しい人工の光の街がある

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「昼かざり」  1999
蜜柑・桑茶に赤朽葉…夕日に染められたかのような暖かい色合いの中世の街並み
  茄子紺・古代紫・菖蒲色…紫の夜をバックに双頭のトナカイを御す双子のサンタが夜のしじまに星降らす

常盤とか蜜柑、茄子紺とは日本伝統の色彩の名称です。
赤朽葉(あかくちば)…古代紫(こだいむらさき)…ただ口ずさむだけで詩的な趣がある、と。

作品をじっくり見ていると、鮮やかなカラーインクのそのなかに、そこはかとないやわらかさを感じます。その秘密は、

『絹絵』

ギャラリーに掲げられている説明によれば、カラーインクの弱点は『褪色(たいしょく)』とのこと。
それを解消するために取り入れられたのが、和の染料。

「あ!だからにじみやぼかしと相まって、カラーインクの鮮やかさと絹のような内からのやわらかな光沢を見て取れるのか!」

そんな永田萠さんの絵には、こころの緊張をときほぐす力があります。
家庭で、職場で、またあらゆる場所で思いもよらぬ軋轢に押しつぶされそうな現代人の。

それに、ただギャラリーにいる時だけじゃもったいない、ギャラリーからの帰り道でもこころのなかでお気に入りの原画を反芻します。
繰り返し、繰り返し…

それがボクの、写真ではない、原画との付き合い方のひとつです。
それはその日に見たお気に入りの1枚で十分です。

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「やぁ~!今日も色鮮やか!いいもの見た~!」


(尚、ギャラリー内の撮影は、スタッフさんの許可をいただいて行っています)



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