関西のTwitterの行方とは!?一号が突入してきました!(今更)

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【参加レポート】4/30 関西Twitterサミットに参加してきた!!!

スタッフ1号

スタッフ1号 (2010年5月 6日 10:09)

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超遅ればせながら!4/30に行われた関西Twitterサミットのレポートを上梓したいと思います!一号も企業アカウントの中の人のはしくれとして勉強して参りましたよ!


イベントの趣旨


いよいよ関西でも本格的な盛り上がりを見せつつある、「Twitter」をテーマにした大イベント。「Twitter社会論」著者・津田大介氏をメインホストに迎え、地元関西の多彩なゲストを交えたトークライブを展開します。
http://twtvite.com/ktwsより引用


ということで、メディアジャーナリストの津田さんをメインホストに、関西のTwitterってどうなのよ?という実情を探ったサミットでした。講演は二部構成で、一部が企業アカウントの中の人の取り組みを紹介する場、二部が既存メディアとTwitterの可能性を探る場、という構成でした。


第一部:「関西企業アカウントと"中の人"の取り組み」


第一部のナビゲーターは関西ウォーカー編集長の玉置泰紀さん。ゲストとして「twitter社会論」の津田大介さん、「おそれいりこだし」「ありカトキチ」など独自のセンスで企業アカウントとして大成功しているテーブルマーク株式会社、「餃子子たん」で一躍有名になった大阪王将(イートアンド株式会社)の中の人、京都の台所・京都錦市場の中の人、日本橋電気街(でんでんタウン)の店舗開店・閉店情報サイト「NIPPON-BASHI SHOP HEADLINE」の中の人という顔ぶれでした。


一部では、企業アカウントの中の人のつぶやきということで、中の人にしかわからない細かなところが語られていました。


企業がTwitterアカウントを持つ際、一番最初に考える用途は宣伝だと思いますが、Twitterでの宣伝はどこもやっているので必ずしも成功しません。むしろ、宣伝以外の「企業の中の人しか知り得ない裏話」や、「Twitterでなければ出会うことのできない企業の中の人との会話」など、中の人のパーソナルな情報の面白さにこそ、ユーザーは惹かれるというのが全体の論調だったように思います。


たとえば錦市場の中にある鳥清さんは、パーソナルなつぶやきが多いが、その親しみやすい雰囲気によってフォロワーが増え、実店舗への集客効果を生んでいるとのこと。単純な宣伝ではなく、Twitter上での人と人のつながりがあってはじめて何かしらの効果を生むというわけです。


これは大成功している加ト吉ことテーブルマークのアカウントにも言えることで、津田さん曰く「ぶっちゃけ冷凍麺なんてどこの買ってもそんなに変わらない。どこのでもいいなら、ツイッターで活躍している加ト吉の製品を買う、という可能性が考えられる。それこそブランディング。」とのこと。


企業アカウントは、Twitterにおける企業の顔。メディアであることを捉えた上でうまく利用すれば、ブランディングまでできてしまうわけですね。


第二部「Twitterと関西メディアのこれから」


第二部のナビゲーターは大阪電気通信大学教授・Apple News Radio「ワンボタンの声」監修&コメンテーターである魚井宏高さん、ゲストとして既存メディアの方々でした。TV代表は、読売テレビ朝生ワイド「す・またん!」の森たけしアナ。雑誌代表は関西の食雑誌「あまから手帖」の門上武司さん、ラジオ代表はFM OSAKA「湊町音楽市場」の小嶋晶子さん、芸能ニュース代表として井上公造さん、第一部から引き続き津田さんという面々です。


「Twitterと関西メディアのこれから」というテーマのもと話された第二部。既存メディアの面々が、新しいメディアであるTwitterに対して思うことが語られました。


メディアということで、Twitterを自覚的に使われている方が多いのかと思っていましたが、森さんの「番組HPの制作業者からの提案」とか、井上さんの「自分のなりすましアカウントが先にあったので、それを正すためにアカウントを作った」など、けっこう受動的だったようです。


メディアがTwitterを使う場合、やはりTwitterはジャーナリズムたり得るかという問題に自然とぶつかってくるかと思うのですが、津田さん曰く「Twitterは最速のジャーナリズム」。TVやUstにしろ、動画だと仕事中なかなか見られないけど、Twitterならば流し見ることができる。「ジャーナリズムの原点がそこにある」と語っていました。


確かに、調べたことを人に伝えてはじめてジャーナリズムだとしたら、受け手側がチェックしやすい形式で伝えることでジャーナリズムの本義に近づくはずです。


「記者会見の場などでは『絶対にツイートしないで下さい!』という注意が叫ばれるようになった」(確か井上さんの発言)という動きもあるようですが、それ自体が権威を持つわけではなく、あくまで「使ってナンボ」なTwitter。既存メディアと新しいメディアとのよい協力関係が今後育まれることに期待ですね。


まとめ


一号がサミットで一番印象に残ったのは、実は講演会後の加ト吉の中の人との会話でした。


一号「企業の中でTwitterするということは、会社の中でプロモーションを任せてもらうだけの信用が必要だと思うんですが、そのへんどうしてるんですか?」


加ト吉さん「信用とか関係ない!勝手にやったらいいと思う。自分から上に言ったって『ダメ』と言われるに決まってますから。でも『ダメ』と言われることだからこそやらないと。


企業のTwitter担当者に一番必要なもの、それは加ト吉さんのように、自分で自分の居場所を作る覚悟なのかもしれないと思いました。前述したように、企業アカウントはTwitterにおける会社の顔であり、ひとつの支店のようなものだと思いますが、その店を生かすも潰すも担当者にかかっている。高い意識と、会社をいい方へ持っていこうという責任感が、Twitter担当者には求められるのではないかなと思わされました。


キャズムを超えて今後ますます熱くなっていくであろうTwitterですが、キラリと輝くアカウントが関西からどんどん生まれてくることに期待!ですね。


関西Twitterサミットにで講演された皆様、参加された皆様、運営の皆様、取材に来られた皆様、大変お疲れ様でした。また機会のあるときは、もっとパワーアップした関西のTwitterを語り合う場にしたいですね。


※追伸
 津田さん、加ト吉さん、そらのさんには厚かましくもサインを頂きました。その節はありがとうございました。


トゥギャッター

当日一号が会場からお届けしたtsudaりをトゥギャりましたので(舌噛みそう)こちらもご覧下さい。


ケツダンポトフのそらのさんによるUstアーカイブはこちら!
(1)http://www.ustream.tv/recorded/6554028
(2)http://www.ustream.tv/recorded/6555466



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