Exhibitions展覧会

竹内栖鳳展 近代日本画の巨人

2013/10/22(火) 〜 2013/12/01(日)

京都市京セラ美術館 

「東の大観・西の栖鳳」と横山大観と並び証され、明治~昭和期に京都で活躍した日本画の巨匠・竹内栖鳳。彼はさまざまな流派や西洋美術の優れた点を融合させ、新時代にふさわしい日本画表現を確立しました。その代表作から素描などの資料まで約170点を網羅した過去最大規模の大回顧展です。

【作品画像】
(上)     《班猫》 重要文化財 大正13(1924)年 山種美術館 ※展示期間:11/12-12/1
(下1) 《大獅子図》 明治35(1902)年頃 藤田美術館 ※展示期間:10/22-11/10
(下2) 《絵になる最初》 大正2(1913)年 京都市美術館
(下3) 《ベニスの月》(ビロード友禅) 明治40(1907)年 大英博物館 ©The Trustees of the British Museum. All rights reserved.


明治から大正、昭和にかけて京都を拠点に活躍した日本画家・竹内栖鳳(たけうち・せいほう)。
彼は、京都画壇の近代化の旗手として、上村松園(うえむら・しょうえん)や土田麦僊(つちだ・ばくせん)をはじめとする多くの後進に影響を与えるなど、近代日本画史に偉大な足跡を残しました。

幕末の京都に生まれた栖鳳は、当時京都を代表する画家のひとりであった四条派の幸野楳嶺(こうの・ばいれい)の下で絵を学びました。しかし栖鳳は自分の流派に拘らず、積極的に狩野派や円山派など他の流派の表現を取り入れ、また決まったモチーフや画法を形式的に継承することを否定し、画壇の古い習慣を打ち破ろうとしました。

その背景には、明治33年(1900)の渡欧経験がありました。この年、栖鳳はパリ万博視察のためヨーロッパへ渡り、約半年間の滞在中に各地で数々の西洋美術の名品に触れ、実物をよく観察することをの重要性を強く実感しました。
そして帰国後、栖鳳は西洋美術が持つ実物観察に基づく「写生」と、日本の絵画が伝統的に得意とする、ものの本質を描き出す「写意」の表現を融合し、新たな時代にふさわしい画風を確立しました。

竹内栖鳳の過去最大規模の回顧展となる本展では、各地に所蔵されている栖鳳の代表作や重要作を可能な限り網羅し、加えて展覧会初出品となる作品や、これまで行方不明で長く公開の機会がなかった作品など、約110点もの作品を展示します。
また、あわせて素描や下絵などの資料も約60点展示し、栖鳳が新たな時代に築き上げた日本画の礎を示します。

※ 期間中多数の展示替がございます。作品によって展示期間が異なりますので、予め公式サイトなどでご確認ください。
※ 同時期に開催される展覧会との相互割引がございます。詳細は下記概要欄をご確認ください。
 

同時開催 下絵を読み解く~竹内栖鳳の下絵と素描

日時:2013年10月19日(土)~12月1日(日)
※ 「竹内栖鳳展」とは別料金ですが、入場券の半券定時にて割引料金で入場可能です。
詳細はこちら

【特集】京都ゆかりの作家「竹内栖鳳」

展覧会概要

期間 2013/10/22(火) 〜 2013/12/01(日)
会場・開催場所 京都市京セラ美術館
時間 9:00~17:00 ※10/25(金)・26(土)は~20:00(入館は各日閉館30分前まで)
休館日 月曜日(ただし11月4日は開館)
料金 一般:1,300円(1,100円)
高校・大学生:900円(700円)
小・中学生:400円(300円)
注意事項等 ※()内は20名以上の団体料金 ※障害者手帳をご提示の方は入場無料 【同時開催展割引】 同会場で同時開催する「下絵を読み解く~竹内栖鳳の下絵と素描」(2013年10月19日~12月1日)は、チケット売り場にて「竹内栖鳳展」の入場券(半券可)をご提示いただくと、下記割引料金にて入場可能です。 ・一般、高校・大学生:500円→200円 ・小・中学生:300円→100円 ※会期中、1枚につきお一人様1回限り ※展覧会は別料金扱いとなります。 ※京都市内在住・在学の小中学生、高校生などは無料となります。詳細はお問い合わせください。 【展覧会相互割引】 ・「皇室の名品展」(京都国立近代美術館|2013年11月9日~2014年1月13日) ・「木島櫻谷展」(泉屋博古館|2013年10月26日~12月15日) 同時期に開催される上記展覧会の入場券(半券可)を窓口にて提示された方は、団体料金にて入場可能です。 また、上記展覧会入場時に「竹内栖鳳展」の入場券(半券可)を提示いただくと、団体料金でご覧いただけます。 ※会期中、1枚につきお一人様1回限り
お問い合わせ TEL:075-771-4107075-771-4107
ホームページ http://seiho2013.jp

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