「京都で遊ぼうART」とは

京都のアート情報ポータルサイトである「京都で遊ぼうART」は2009年4月にリリースし、運用を重ねて今年で丸11年が経過しました。この間、多くの関係者様にお世話になりましたことをあらためまして厚く御礼申し上げます。

京都の美術館や博物館は個人経営の小規模な施設も多く、あまり人々に知られていない現状を憂い、広報の一助になればという気持ちからこのプロジェクトをスタートしました。また、京都の展覧会情報を1ヵ所で閲覧できるウェブサイトが完成すれば、京都のアートシーンに貢献ができるのではという考えもありました。

「京都で遊ぼうART」では次のような情報を網羅しています。
  • 京都市内で開催される展覧会やアートイベントなどの最新情報
  • 展覧会の鑑賞ポイントや担当者からお薦めの見どころ
  • アート施設の成り立ち、建物の由来、コレクションの特徴など、特色や歴史などの紹介
  • 京都にゆかりのある作家やアーティストを、近親者からのエピソードも含めて紹介

  • 展覧会の
    鑑賞ポイント

  • 各施設の
    特色や歴史

  • 作家・アーティスト
    の紹介

アート施設側とそこを訪れる側、双方の視点を融合した、「わかりやすく、読んでためになる」「より京都を楽しむことが出来る」。そんなサイトを目指しております。

「文化」をキーワードにした、
人と人とをつなぐ交流の場

さて、アートや文化を取り巻く外部環境3つを挙げてその影響についても論じましょう。

  1. 文化発信の場としての東京オリンピック・パラリンピックを控えた「時」
  2. アートが創作され鑑賞される京都という「場」
  3. 文化庁の京都への移転という「利」

1番目は2021年開催の「東京オリンピック・パラリンピック」です。

国際的なスポーツの祭典であるオリンピック・パラリンピック。開催国には、「文化・芸術の振興のための積極的な取り組み」が課されていることを知る人はおそらく多くはないでしょう。開催国としては、“課されている” というよりは、“振興のまたとない機会”と理解すべきかと思います。
現代社会の課題に、政治や産業だけではなく文化が向きあうことこそが大切であり、文化の都である京都にとってその役割はひときわ大きいといえます。

2番目は「京都」という場所の優位性です。

文化都市・京都には広く深くアートが眠っています。有名なものには皆が目を向けますが、そうではないもの、また、めったに公開されないものなどは知っている人も少なく、そういった作品を取材して掲載することで光を当て、全国の人々に興味を持ってもらい、京都が文化的によりいっそう注目され、成熟することを願うものです。地域ブランドのよりいっそうの活性化にもつながることと確信しています。

最後に、文化庁の京都移転です。

文化庁の京都移転は、京都にとって1000年に一度のチャンスといえましょう。「文化首都」京都として再び日本の中心として輝くチャンスが到来しているのです。京都は有形・無形の文化財を数多く有するとともに、日本の歴史・伝統・文化・心を真に受け継ぐ都市であり、文化行政の中枢組織が置かれるにふさわしい場所です。文化庁が移転することで京都が「文化首都」としてさらに発展することが、日本の文化力向上に大きく寄与するものと考えます。

今後は内容をさらに充実させ、京都を舞台に「文化」をキーワードにした、人と人とをつなぐ交流の場となっていきたいと考えております。このサイトが、文化都市・京都の持つ新たな魅力や楽しみ方を見つけていただくきっかけとなれましたら幸いです。

2020年6月吉日

株式会社エクザム
代表取締役社長 木下由佳

運営団体

「京都で遊ぼうART」は株式会社エクザムが運営しています。
私どもの社是である「社会に役立つ会社にしよう」という精神にのっとり、このウェブサイトを日々運営しています。私たちや私たちに続く若い方たちの幸せに、ひいては社会に役立つよう願っています。

〒604-8441 京都市中京区西ノ京西中合町29 木下ビル
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ご連絡先:「京都で遊ぼうART」担当
https://www.ekzm.co.jp/