Exhibitions展覧会
平成26年秋季企画展 「十代浄雪と奥平了保」
大西家の九代・浄元の長男である十代・浄雪と、その弟で祖母方の奥平家を継いだ了保。 2人は兄弟でともに釜座に工房を構え、技術協力を重ねながら優れた作品を多く生み出しました。今回は2人の作品を一堂にご覧頂くとともに、関連資料や実際に制作に用いた道具類をあわせてご紹介します。
大西家の九代・浄元の長男である十代・浄雪と、その弟で祖母方の奥平家を継いだ了保。
茶の湯が世に広くいきわたった江戸時代の後期、2人はともに釜座に工房をかまえ、兄弟で技術協力を重ねながら、千家出入りの釜師として釜づくりに励みました。
十代浄雪は伝来の茶の湯釜の研究に大変熱心で、独自の解釈をそえた写しの釜を制作するとともに、長きにわたる隠居時代には、自由な発想で多くの作品を生みだしました。
奥平了保も制作面でさまざまな試みを重ね、その腕前は近世随一の名手とも称されました。
今回の展覧会では、浄雪と了保2人の作品を一堂にご覧いただくともに、歴代きっての学者肌であった浄雪が書のこした文書のひとつである、浄雪『名物釜由緒聞伝控』をはじめ、関連資料や制作に使用された紙形・木型などもあわせてご紹介します。
茶の湯釜の伝統を充分に咀嚼し、独自の創造力をもって新たな道筋を描き出した2人の作品をどうぞご高覧ください。
3館相互割引「ふら~り茶の湯旅」
野村美術館・大西清右衛門美術館・泉屋博古館では、同時期に開催する茶の湯関連展の期間中、3館特別相互割引を実施します。
茶の湯・茶道具・茶釜をキーワードに、それぞれの館の特色や、多彩な日本文化の一面を知っていただくきっかけとなれば幸いです。京都の街の雰囲気とともにお楽しみください。
※各館で配布する専用割引券をご提示ください。
※対象となる期間が館により異なります。
【泉屋博古館】「茶の湯釜の美」展:9月6日~10月19日/「屏風で楽しむ京・名・物」展:10月25日~12月7日
【野村美術館】「大名道具の世界―茶の湯と能楽」「茶の湯釜名品展(前期のみ)」前期:9月6日~10月19日/後期:10月21日~12月7日
【大西清右衛門美術館】「十代浄雪と奥平了保」:9月6日~12月23日
・大西清右衛門美術館では、野村美術館・泉屋博古館に入館された方は入館料が2割引となります。
・大西清右衛門美術館に入場された方は、野村美術館の一般入館料が500円、泉屋博古館の入館料が2割引となります。
展覧会概要
期間 | 2014/09/06(土) 〜 2014/12/23(火) |
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会場・開催場所 |
大西清右衛門美術館
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時間 | 10:00~16:30(入館は16:00まで) |
休館日 | 月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館) |
料金 | 一般:800円 大学生:500円 高校生以下無料 |
注意事項等 | ※会期中、泉屋博古館・野村美術館との3館相互割引を実施します。 |
お問い合わせ |
TEL:075-221-2881075-221-2881
FAX:075-211-0316 |
webmaster@seiwemon-museum.com | |
ホームページ | http://www.seiwemon-museum.com |
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