Exhibitions展覧会
木島櫻谷~究めて魅せた「おうこくさん」
明治・大正~昭和初期にかけて活躍した、近代の京都画壇を代表する巨匠・木島櫻谷(1877-1938)。動物画を中心に日本画ファンの枠を超えて人気が高まってきているその作品を、福田美術館・嵯峨嵐山文華館の両館で一堂に展示します。
木島櫻谷は明治10年(1877)に京都・三条室町の商家に生まれました。精緻な花鳥画を描くことで当時の京都きっての人気作家であった今尾景年(1845-1924)に16歳から師事し、師の画風を受け継ぎながらもその枠内には留まらなかった櫻谷は、動物画や人物画、歴史画までもジャンルを問わず「究めて魅せた」特別な存在です。
明治40年(1907)に始まった文部省美術展覧会(文展)では6年連続で上位入賞を果たしており、文展が帝国美術院美術展覧会(帝展)として改組された後も、審査員を務め活動を続けました。
今回の展覧会は、近年各地で発見された櫻谷の新出作品52点に、文展・帝展に出品した作品を含め合計100点以上の作品を前期・後期に分けて展示します。櫻谷芸術の全貌を通覧できる、かつてない規模の展覧会です。ぜひご高覧ください。
※この展覧会は前後期制です。会期中展示替がございます。
【前期】10/23(土)~11/29(月)【後期】12/1(水)~1/10(月・祝)
※一部作品は前期・後期で会場を変えて引き続き展示されます。
第1会場:福田美術館
福田美術館では、文展の出品作《駅路之春》(福田美術館)や《和楽》(京都市美術館)、約110年ぶりの公開となる《細雨・落葉》(福田美術館)など65点を展示します。櫻谷を一躍有名にした動物画をはじめ、人物、山水など多岐にわたる作品を通じ、画家としての足跡をたどります。
第2会場:嵯峨嵐山文華館
37歳の頃、櫻谷は京都市の北西に位置する衣笠へと移住し、晩年は趣味の漢詩に心を寄せつつ制作に励みました。第2会場の嵯峨嵐山文華館では、公益財団法人櫻谷文庫の全面協力を得て、「おうこくさん」の人となりが偲ばれる作品や遺品を展示。うち30点が初公開となります。また櫻谷に続いて衣笠を拠点に活躍した菊池芳文、菊池契月、堂本印象、福田平八郎らの作品もご紹介します。
展覧会概要
期間 | 2021/10/23(土) 〜 2022/01/10(月) |
---|---|
会場・開催場所 |
福田美術館
嵯峨嵐山文華館 |
時間 | 10:00~17:00(入館は16:30まで) |
休館日 | 火曜日 |
料金 | ■二館共通券 一般・大学生:2,000円 高校生/障がい者の方と介添人1名まで:各1,000円 小中学生:550円 ■福田美術館 一般・大学生:1,300円(1,200円) 高校生/障がい者の方と介添人1名まで:各700円(600円) 小中学生:400円(300円) ■嵯峨嵐山文華館 一般・大学生:900円(800円) 高校生/障がい者の方と介添人1名まで:各500円(400円) 小中学生:300円(250円) ※()内は20名以上の団体料金 |
注意事項等 |
|
お問い合わせ |
TEL:075-863-0606075-863-0606
※福田美術館 FAX:075-863-0607 |
info@fukuda-art-museum.jp | |
ホームページ | https://fukuda-art-museum.jp/ |
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