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2023年度の祇園祭山鉾巡行・及び関連行事(宵山等)は本来の形にて開催予定です。
※状況によりやむを得ず予定が変更となる場合がございます。詳細・最新情報については公益財団法人祇園祭山鉾連合会及び各山鉾町のホームページ等をご確認ください。

祇園祭 2023

〜 京都の街中がミュージアム! 〜

かっきょやま郭巨山

中国の史話「二十四孝」の一人・郭巨の故事に由来。中国後漢の時代、貧しくて老いた母と子を同時に養えないと悩み苦しんだ郭巨は、思い余って子を山に埋めてしまおうとする。泣きながら地面を掘ったところ、土の中から黄金の釜が出てきた。釜には「天からこれを郭巨に与える」と書かれていた。これのお陰で郭巨は子を亡くさずに済み、母にも孝養を尽くしたという。そのため『釜掘り山』とも呼ばれる。
この山だけは他とは違って朱傘ではなく屋根がついているのも特徴。

御神体は、鍬を持つ郭巨と紅白の牡丹の花を持つ童子の2体で、寛政元年(1789)の作。物語にちなんだ金の釜も飾られる。

以前使われた左右の胴懸は円山応挙の師匠である石田幽汀、見送は円山応挙の孫、応震が下絵を描いたもの。現在は前掛、見送りを含め日本画家・上村松篁の筆によるものを使用している。
後掛には阿国歌舞伎の様子が描かれた綴織があり、こちらは山鉾の懸物としては珍しい風俗画である。

お守りには郭巨の故事に由来する「金運向上」のほか、「母乳の出を守る」ものがあり、これは郭巨山独特の飾り板「乳隠し」から転じたもの。他の山は欄縁を用いたものが多いが、この山では胴掛を吊るす部分(乳)がそのままでは露出するため、乳隠しで覆っている。

ご利益:開運・金運向上・母乳の出を守る
授与品:粽(金運小判入り)、手ぬぐいなど

山建て:13日7:00~
会所公開・売店:14・16日10:00~22:00/15日11:00~22:00
御朱印:14・16日10:00~22:00/15日11:00~22:00

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