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【投稿レポート】「ナポリ・宮廷と美 カポディモンテ美術館展」(京都文化博物館)(2)

2010/11/16

実際の展覧会の様子をご紹介している展覧会レポート。
今回はボランティアライターのめいさんに、こちらの展覧会の感想レポートをお寄せいただきました!めいさん、どうもありがとうございます!

「ナポリ・宮廷と美 カポディモンテ美術館展」 @京都文化博物館
(2010/10/09-12/05)

ナポリの丘にあるカポディモンテ美術館は、イタリア有数の美術館であり、ブルボン家のカルロ7世によって建造が開始された宮殿が、そのまま美術館になったもの、なのだそう。
宮殿がそのまま美術館になっちゃった、すごいところなんです!

王家のために作られたわけですから、もちろん作品も一流の有名どころが集まっています。

さて、今回はその中からルネサンスからバロックはじめまでの代表作がずらりと展示されていました。

ちなみにわたしは、平日の夕方に行ったのですが、そんなに混んでおらず、快適に見て回ることができました。ゆったり観たい派は、ぜひ狙って行ってみてください♪

今回のポスターかつ、みどころである、「アンテア」は、すごーく見ごたえありましたよ!!ポスターで見るよりもずっと繊細で、かつ迫力がありました。
なんだか、こちらの心を見透かされるような感じがしつつ、長い間見入ってしまいました。

ほかにも、ティツィアーノ、ヴァザーリ、エル・グレコなど、イタリアの有名どころの絵画がたっぷりでした。

napili_atarante.jpg グイド・レーニ
《アタランテとヒッポメネス》
(カポディモンテ美術館蔵)

俊足の美女アタランテは、求婚してくる男に「私に足の速さで勝てたら結婚を受け入れる」と条件をつけ、負けた相手には死の罰を与えていた。そこに青年ヒッポメネスが現れ、勝負を挑む。自信満々のアタランテに対し、ヒッポメネスは途中で神に与えられた黄金のリンゴを落とし、アタランテが気を取られた隙に抜き去って勝利した。
わたしが個人的に気に入ったのはこちら。
グイド・レーニの『アタランテとヒッポメネス』です。
この絵、実際に観るとかなり大きくて、迫力があります。
神話の1シーンではあるのですが、2人の行っていることがかなり人間的で、おもしろおかしく見入ってしまいました。男性、女性の肌の質感なんかもすごくきれいでしたよ。その点やはり行って本物を見ないとわからないと思います...

他にも、絵画だけじゃなく王室で使われていた美術品なんかもあって、すごく楽しい展覧会でした。
みなさんもぜひ!京都文化博物館まで足を運んでみてください♪

文責:めい 編集:京都で遊ぼうART


ナポリ・宮廷と美 カポディモンテ美術館展は、12/5(日)まで開催されています。
残り期間も少なくなってきましたが、レポートを読んで「気になった!」という方、まだ間に合います!こちらをご参考に是非足を運んでみて下さいね。

なお、ナポリ・宮廷と美 カポディモンテ美術館展については、関連記事も今までに幾つか掲載しておりますので、併せてご覧下さい。

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