Exhibitions展覧会

『三冊名物記 』 -知られざる江戸の茶道具図鑑-

2019/10/03(木) 〜 2019/12/08(日)

茶道資料館(ちゃどうしりょうかん) 

茶道資料館開館特別展第2弾。今回は江戸中期に書かれた茶道具の名物記『三冊名物記』がテーマ。300以上の茶道具の伝来や形状、付属品などの情報が彩色図入りで掲載された、云わば茶道具図鑑です。今回は今日庵文庫本をはじめ、異系統の写本十点を紹介。描かれた名物を伝世品ととも対比してご紹介します。

2019年、茶の湯に関する資料を収集し企画展示を行ってきた「茶道資料館」が開館40周年を迎えます。また、裏千家の歴代家元が収集した文献など約6万点の資料を収蔵する茶の湯の専門図書館「今日庵文庫」も開館50周年となります。この節目の年を祝し、春と秋の2回にわたり記念特別展を行います。

秋の記念特別展Ⅱでは、『三冊名物記』を取り上げます。
『三冊名物記』とは、江戸時代中期に編纂された茶道具の名物記で、大給松平乗邑(おぎゅうまつだいらのりさと・1686~1746年)が編著に関わったとされます。茶入をはじめ、香炉、香合、花入、茶碗、掛物など、三百数十点の茶道具について、伝来・形状・寸法・付属品(仕覆、挽家、箱)などの情報を彩色図入りで掲載しています。その博物学的、実証的内容はまさに「茶道具図鑑」と呼ぶにふさわしく、多くの写本が流布し、後に『古今名物類聚』『大正名器鑑』にも引用されました。

今回の展覧会では、今日庵文庫本をはじめ、異系統の写本十点を紹介。『三冊名物記』に記録され、描かれた名物の数々を、伝世する作品と対比させながら、仕覆や箱といった「次第」も併せてご覧いただきます。この機会にご高覧ください。

※会期中一部の作品(主に仕覆や箱などの「次第」)に展示替がございます。

展覧会概要

期間 2019/10/03(木) 〜 2019/12/08(日)
会場・開催場所 茶道資料館(ちゃどうしりょうかん)
時間 9:30~16:30(入館は16:00まで)
休館日 月曜日(ただし、10月14日・11月4日・11月11日は開館)
10月15日(火)、展示替期間(11月5・6日)
料金 一般:1,000円
大学生:600円
中高生:350円
小学生以下・メンバーシップ校の方:無料
注意事項等 ※20名以上の団体には団体割引がございます ※入館者には呈茶(和菓子付)がございます(無料・16:00まで)
お問い合わせ TEL:075-431-6474075-431-6474
ホームページ http://www.urasenke.or.jp/textc/gallery/tenji/index.html

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