Exhibitions展覧会

平成28年春季展 「文様ことはじめ ―茶道具の文様と意匠―」

2016/04/22(金) 〜 2016/06/26(日)

茶道資料館(ちゃどうしりょうかん) 

日本の美術工芸品に施されている様々な文様には、それぞれに意味やメッセージが込められています。茶事においても、文様の組合せで茶事のテーマを表しています。今回の展覧会では草花、樹木、動物、天象など茶道具によく見られる文様を取り上げ、あわせてその意味もわかりやすくご紹介します。

日本の美術工芸品にはさまざまな文様が施されています。それらは単にわたくしたちの目を楽しませてくれるだけではなく、何かのメッセージを伝えていることが少なくありません。

たとえば「梅」は、梅を愛した中国の詩人林和靖(りん・なせい)や、天神として祀られる菅原道真の象徴として用いられることがあります。松や竹と組み合わせると、松竹梅としておめでたい文様にもなります。ひとつの文様であっても、幾通りもの意味をもつことは珍しいことではなく、組み合わせによって異なるメッセージを伝えることができます。

茶事茶会では、亭主は季節や迎える客のことを思い、テーマを設けて茶道具の取り合わせを考えます。客は茶事が進むにしたがって使われる茶道具から、少しずつ茶事のテーマを推しはかります。その際、茶道具に施された文様は、亭主の意図を解き明かす糸口のひとつとなります。文様のもつ意味を読み解くには、幅広い知識が必要ですが、それだけに奥深く楽しみのつきない世界といえます。

今回の展覧会では、文様や意匠のうち、草花、樹木、動物、天象など茶道具によく見られるものを取り上げ、あわせてその意味もわかりやすくご紹介します。

※会期中、展示替がございます。
【前期】4月22日(金)~5月22日(日)/【後期】5月25日(水)~6月26日(日)
 

展覧会概要

期間 2016/04/22(金) 〜 2016/06/26(日)
会場・開催場所 茶道資料館(ちゃどうしりょうかん)
時間 9:30~16:30(入館は16:00まで)
休館日 月曜日、5月24日(火)
料金 一般:700円
大学生:400円
中高生:300円
注意事項等 ※20名以上は団体割引 ※小学生以下、およびメンバーシップ校の方は無料 ※入館者には呈茶を行います(抹茶・和菓子/受付16:00まで。団体の場合は事前にご予約をお願いいたします)
お問い合わせ TEL:075-431-6474075-431-6474
FAX:075-431-3060
ホームページ http://www.urasenke.or.jp/textc/gallery/tenji/

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