Exhibitions展覧会

ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展 印象派を魅了した日本の美

2014/09/30(火) 〜 2014/11/30(日)

京都市京セラ美術館 

アメリカ・ボストン美術館の所蔵品から、ジャポニスムをテーマに厳選した約150点の作品が一挙公開。修復後世界初公開となるモネの《ラ・ジャポネーズ》をはじめ、印象派の画家と彼らに影響を与えた浮世絵の競演が実現します。日本美術が西洋美術を変えた「ジャポニスム」の時代の全貌を作品を通して感じてみてください。

【作品画像】
(1) クロード・モネ 《ラ・ジャポネーズ(着物をまとうカミーユ・モネ)》 1876年 1951 Purchase Fund 56.147 ※チラシ使用画像
(2) フィンセント・ファン・ゴッホ 《子守唄、ゆりかごを揺らすオーギュスティーヌ・ルーラン夫人》 1889年 Bequest of John T. Spaulding 48.548
(3) ティファニー工房 《“アバロン”インク壺》 1899-1918年 Anonymous gift in memory of John G. Pierce, Sr. RES.65.58
(4) ジスベール・コンバズ <四大元素>より上段《空気》《水》、下段《水》《火》 1898年 Gift of Leonard A. Lauder PG.2010.304.1,3,5,12
(5) 歌川広重 《名所江戸百景 亀戸梅屋舗》 江戸時代 安政4年(1857) William Sturgis Bigelow Collection 11.20206
All photographs©2014 Museum of Fine Arts, Boston.


1850年代、日本は長い鎖国の時代を終え、開国し西洋との通称を開始します。それに伴い、日本の美術工芸品が大量に西洋へもたらされることになりました。西洋とはまったく異なる珍しくも美しい日本の品々は、たちまち大流行しました。
それまでの西洋美術にはない、日本美術の大胆な構図と色使い、独特の装飾模様は、西洋の芸術家たちに大きな衝撃を与え、そして西洋の美意識そのものにも根本的な変革をもたらすことになりました。この一連の現象を「ジャポニスム」と呼びます。

今回の展覧会では、10万点を超える充実した日本美術コレクションで世界的に知られるボストン美術館(アメリカ)の所蔵品のうち、浮世絵の名品をはじめ、絵画、版画、写真、工芸など幅広いジャンルから厳選された約150点の作品を展示。初期の「日本趣味(ジャポネズリー)」の時代や、女性や風景、自然などモチーフなどさまざまな視点でご紹介します。

なかでも、初期ジャポニスムを代表するクロード・モネの大作《ラ・ジャポネーズ》は、およそ1年がかりの修復作業を経て、世界に先駆けて日本で初公開となります。また、モネをはじめドガ、ロートレック、ルノワール、ゴーギャン、ゴッホなど、印象派の画家たちと彼らに影響を与えた浮世絵をはじめとした日本美術を対比して展示します。
工芸作品においても、ティファニー工房やエミール・ガレなどによる優れた作品が多数登場します。

西洋の芸術家たちが日本の浮世絵や工芸との出会いから何を学び、取り入れ、新しい美を創造していったのか。ジャポニスムがもたらしたものはなんだったのか、その全貌にこの展覧会で触れてみてください。

展覧会概要

期間 2014/09/30(火) 〜 2014/11/30(日)
会場・開催場所 京都市京セラ美術館
時間 9:00~17:00(入場は16:30まで)
休館日 月曜日
※ただし、10月13日(月・祝)、11月3日(月・祝)、11月24日(月・休)は開館
料金 一般:1,500円(前売・団体 1,300円)
大高生:1,000円(800円)
中小生:500円(400円)
注意事項等 ※団体は20名以上 ※障害者手帳などをご提示の方は無料となります
お問い合わせ TEL:075-771-4107075-771-4107
ホームページ http://www.boston-japonisme.jp

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