Exhibitions展覧会

生誕150年 横山大観展

2018/06/08(金) 〜 2018/07/22(日)

京都国立近代美術館 

近代日本画壇を代表する巨匠・横山大観の生誕150年、没後60年を記念した10年ぶりの大回顧展。日本一長い水墨画の画巻作品《生々流転》(重要文化財)をはじめ、代表作や新出作品、習作など関連資料を合わせた総数約90点で、大観芸術の制作の過程と本質、その魅力を改めて探ります。

2018年は、近代日本画壇を代表する巨匠・横山大観の生誕150年、そして没後60年の節目の年です。本展はこれを記念して開催される、代表作を網羅した10年ぶりの大回顧展です。

明治元年(1868)に生まれた大観は、明治22年(1889)に東京美術学校(現・東京藝術大学)の第一期生として入学、岡倉天心や橋本雅邦らに学びました。卒業後、母校の助教授に就任するものの、校長を務めていた師・岡倉天心が同校を去ったこととで大観も職を辞し、天心の日本美術院を設立に参加。新たな時代における新たな絵画の創出を目指しました。
西洋から様々な文化・情報が押し寄せる時代の中、大観は日本の絵画の伝統激技法を継承しつつ、時に新たな表現を取り入れ改変を試み、また絵画の主題についても従来の定型を軽々と脱してみせました。やがてこうした手法はさらに広がりを見せ、大観は自在な画風と深い精神性を供えた数々の大作を生み出しました。

今回の展覧会では、全長40メートルを超える日本一長い水墨画の画巻作品《生々流転》(重要文化財)を一挙公開するほか、絢爛豪華な代表作《夜桜》《紅葉》の共演、100年ぶりに表舞台で展示される《白衣観音》《彗星》といった数々の新出作品、そして習作などの資料を合わせて展示。初期から晩年までの総数約90点で大観芸術の制作の過程と本質を改めて探ります。
この機会に横山大観の作品世界の魅力をご堪能下さい。

※期間中、展示替がございます。
【前期】6月8日~7月1日/【後期】7月3日~22日

【作品画像】
(1)横山大観「群青富士」1917年頃 静岡県立美術館/展示期間:7月3日~22日
(2)横山大観「夜桜」1929年 大倉集古館/展示期間:6月8日~7月1日
(3)横山大観「紅葉」1931年 足立美術館/展示期間:6月8日~7月1日
(4)横山大観「白衣観音」1908年 個人蔵
(5)横山大観「風䔥々兮易水寒」1955年 名都美術館

展覧会概要

期間 2018/06/08(金) 〜 2018/07/22(日)
会場・開催場所 京都国立近代美術館
時間 9:30~17:00
【6月8日~30日の金・土曜日】~20:00
【7月6日~21日の金・土曜日】~21:00

※入館は各日閉館30分前まで
休館日 月曜日
(ただし、7月16日(月・祝)は開館、7月17日(火)は閉館)
料金 一般:1,500円(1,300円)
大学生:1,100円(900円)
高校生:600円(400円)
中学生以下無料
注意事項等 ※()内は20名以上の団体料金 ※心身に障がいのある方と付添者1名は無料(入館の際に証明できるものをご提示下さい) ※上記料金でコレクション展もご覧いただけます。
お問い合わせ TEL:075-761-4111075-761-4111
ホームページ http://taikan2018.exhn.jp/

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