Exhibitions展覧会

視覚の実験室 モホイ=ナジ/イン・モーション

2011/07/20(水) 〜 2011/09/04(日)

京都国立近代美術館 

20世紀美術に「新しい視覚」をもたらしたハンガリーの芸術家・モホイ=ナジ。20世紀初頭の前衛芸術運動の中心人物として、日本でも早くから紹介され多くの人に影響を与えました。この展覧会は大半が国内初公開の約300点の作品・資料で表現の可能性を今なお新鮮に訴えかけるモホイ=ナジの世界を展望する日本発の回顧展です。

20世紀美術に「新しい視覚(ニュー・ヴィジョン)」をもたらしたハンガリー出身の芸術家、モホイ=ナジ・ラースロー(1895-1946)。その全体像を紹介する企画展です。

構成主義の美術家・写真家、そしてバウハウスの教師として知られるモホイ=ナジは、20世紀前半の前衛芸術運動に参加して「光と運動による造形」という創作理念を確立し、ハンガリーからウィーンへ、そしてドイツ、オランダ、イギリスを経てアメリカへと、自らも世界の都市を移動しながら、多様な造形・教育活動を行いました。

絵画、写真、彫刻、映画、グラフィック・デザイン、舞台美術と多岐にわたる活動は、芸術と工業技術の関係性、情報伝達やコミュニケーションの問題といった、20世紀美術が直面した重要な課題を提示しています。
伝統やジャンルにこだわらずに同時代の新しい素材や主題に取り組んだモホイ=ナジの仕事は日本でも早くから紹介され、1930年代の新興写真運動をはじめ、瀧口修造との交流を通じて、戦後は「実験工房」の芸術家たちに大きな影響を与えました。

この展覧会は、多数の貴重な未公開作品を含む、遺族所蔵コレクションを中心に、ハンガリー時代の絵画、キネティック彫刻の代表作《ライト・スペース・モデュレータ》、カメラを使わない写真技法「フォトグラム」、アメリカ時代のカラー写真など、国内外の美術館から集められた約300点の作品・資料を展示し、モホイ=ナジの仕事を展望する日本で最初の回顧展です。
展示作品の多くは国内初公開となります。
表現の可能性をいまなお新鮮に、未来に向けて訴えかけるモホイ=ナジの世界を、ぜひご高覧ください。

展覧会概要

期間 2011/07/20(水) 〜 2011/09/04(日)
会場・開催場所 京都国立近代美術館
時間 9:30~17:00(入館は閉館30分前まで)
休館日 休館日:月曜日(祝日の場合は開館・翌日休館)
料金 一般:1,300円(前売、団体 1,100円)
大学生:900円(700円)
高校生:500円(300円)
※中学生以下・障がい者手帳などをお持ちの方と付添者(1名)は無料(入館時に証明できるものをご提示ください)
注意事項等 ※団体は20名以上 ※特別展料金で、コレクション展もご覧頂けます。 【チケット取り扱いプレイガイド】 チケットぴあ(Pコード 764-637)、ローソンチケット(Lコード54240) その他主要プレイガイド、コンビニエンスストアなど
お問い合わせ TEL:075-761-9900075-761-9900
(テレホンサービス)
ホームページ http://www.momak.go.jp/Japanese/exhibitionArchive/2011/387.html

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