Exhibitions展覧会

特別展観「山陰の古刹・島根鰐淵寺の名宝」

2015/01/02(金) 〜 2015/02/15(日)

京都国立博物館 

奈良時代に開かれた島根県・出雲地域を代表する古刹・鰐淵寺。その33年ぶりとなる本尊御開帳を記念し、同寺に伝わる名品から選りすぐった仏像、仏具、古文書などを特別に展示します。神話の地として名高い出雲に根付く、奥深い仏教文化の世界を宝物の数々を通じてお楽しみください。

【作品画像】
(1)重要文化財「銅造観音菩薩立像」飛鳥時代(持統天皇6(692)年)島根・鰐淵寺蔵
(2)重要文化財「銅造観音菩薩立像」奈良時代  島根・鰐淵寺蔵
(3)「山王七社本地懸仏」室町時代 島根・鰐淵寺蔵
 

2014年秋にオープンした、京都国立博物館・平成知新館。館内の特別展示室では、期間ごとにテーマを定めた、さまざまな分野の特別展示を行います。

2015年の幕開けには、島根県にある寺院・鰐淵寺(がくえんじ)に伝わる名宝をご紹介します。

山陰地方を代表する古刹のひとつである鰐淵寺は、奈良時代・推古天皇の時代に、智春上人によって開かれたと伝えられています。その後比叡山との関係が深まるとともに天台宗の寺院となり、平安時代には後白河法皇の『梁塵秘抄』にも聖(ひじり/徳の高い僧侶)の住まうところとして「出雲の鰐淵や日の御碕」とうたわれるなど、みやこの人々にも知られる有名な聖地でした。
その一方で、出雲大社で行われる仏事を鰐淵寺の僧が務めるなど、出雲大社とも密接な関係を保っていました。

鰐淵寺にはこうした歴史を示す、古代の金銅仏や天台密教の像や仏具、懸仏(かけぼとけ/仏の姿を刻んだ浮き彫り。神社の絵馬の相当)、神像、古文書などが数多く伝わっています。
今回は、2015年に鰐淵寺で32年ぶりとなる本尊の御開帳が行われることにあわせ、持統天皇6年(692)作と刻まれた飛鳥時代の「観音菩薩立像」や、仏像とは異なる個性や特徴を持つ貴重な神像など、選りすぐった約30点の作品をご紹介します。
古代から中世に至る、出雲の地における神と仏の信仰文化を、この機会にぜひご覧ください。

展覧会概要

期間 2015/01/02(金) 〜 2015/02/15(日)
会場・開催場所 京都国立博物館
時間 9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日 月曜日(祝日の場合は開館、翌火曜日休館)
料金 一般:520円(410円)
大学生:260円(210円)
高校生以下(18歳未満)・満70歳以上の方:無料
注意事項等 ※()内は20名以上の団体料金 ※上記料金で、平成知新館 名品ギャラリーもあわせてご覧いただけます。
お問い合わせ TEL:075-525-2473075-525-2473
(テレホンサービス)
ホームページ http://www.kyohaku.go.jp

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