Exhibitions展覧会

「立正安国論」奏進750年記念『日蓮と法華の名宝-華ひらく京都町衆文化-』

2009/10/10(土) 〜 2009/11/23(月)

京都国立博物館 

2009年は日蓮が『立正安国論』著して鎌倉幕府前執権の北条時頼に献じてから750年目の節目の年にあたります。この展覧会はそれを記念し、『立正安国論』を軸に京都十六本山を中心とした新発見資料を含む諸寺伝来の多くの宝物を一同に展示。鎌倉新仏教の一翼を担った日蓮の足跡を辿ると共に、その門下の活躍、そして日本の近世美術を支えた狩野元信や長谷川等伯、本阿弥光悦といった法華信徒であった名芸術家たちの優品を併せて展示し、日蓮諸宗と京都町衆文化の関連性と奥深さを再確認します。

 

文応元年(1260)、39歳の日蓮は、度重なる災難と国家の危機を憂い、『立正安国論』を著し鎌倉幕府前執権の北条時頼に献じました。2009年は、それから750年目の節目の年にあたります。
この展覧会はそれを記念して開催されるもので、『立正安国論』を軸に、京都十六本山を中心とした諸寺に伝来する多くの宝物を一堂に展示。鎌倉新仏教の一翼を担った日蓮の足跡 を辿ると共に、その門下の活躍、特に孫弟子にあたる日像の京都布教以降に公家文化と並ぶ京都の町衆文化の形成に果たした日蓮諸宗の大きな役割を紹介します。

日像は三度の京都追放にもめげず、京都に法華宗の基盤を確立した人物。
法華信仰は室町時代を通じて広がり、京都は「題目の巷(ちまた)」と称されるほどの法華宗の一大拠点になりました。
そこで中心的な存在を担っていたのが、京都の町衆たちでした。

 


町衆が京都の近世文化において大きな役割を果たしたことは知られています。しかし、名だたる近世の芸術家たちの多くが法華の信者であったということは、意外と知られていません。
狩野元信、長谷川等伯、本阿弥光悦、俵屋宗達、尾形光琳、尾形乾山…
こうした近世日本美術の潮流を築いた京都の芸術家たちが、皆法華の信者だったということは驚くべきことではないでしょうか。
狩野派や長谷川派、そして琳派…こういった諸派は、法華の教えを媒介とした京都の町衆の濃密な人間関係から形成された、ともいえます。

展覧会では、法華信仰の遺品に併せて、これら近世の日本美術の名家による優品、事前調査から見つかった多くの新発見・初公開作品を展示・公開。
日蓮諸宗と京都の町衆文化の関係性という今までにない切り口から京都の文化の奥深さを再確認します。

 

展覧会概要

期間 2009/10/10(土) 〜 2009/11/23(月)
会場・開催場所 京都国立博物館
時間 9:30~18:00(金曜日は20:00まで開館/入館は閉館30分前まで)
料金 一般:1300円(前売 1100円/団体 1000円)
高校・大学生:900円(700円/600円)
小・中学生:400円(300円/200円)
注意事項等 ※団体は20名以上 ※障害をお持ちの方と介護者(一名)は無料となります。入口にて障害者手帳をご提示ください。 ※休館日:月曜日、10月13日(火)、11月4日(水)   (ただし、10月12日、11月2日、11月23日は開館します) 【チケット取り扱いプレイガイド】 ■ チケットぴあ[Pコード: 688-767] ■ ローソンチケット[Lコード: 56520] ■ CNプレイガイド ■ イープラス http://eplus.jp/ 他、主要のコンビニエンスストア、京阪交通社主要営業所、近鉄電車駅営業所、京都市交通局協力会などで販売しています。
お問い合わせ TEL:075-525-2473(テレフォンサービス)075-525-2473(テレフォンサービス)
ホームページ http://www.kyohaku.go.jp/jp/index_top.html

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