Exhibitions展覧会
特別展覧会「南山城の古寺巡礼」
奈良と京都の間に位置する「南山城」には、奈良・平安時代から続く古寺が点在しています。この展覧会では、そのお寺に伝わる秘仏を含む貴重な仏像をはじめ多彩な文化財を一挙公開します。普段足を運びにくいことも多い山間の古寺の宝物たちとの出会いを、この機会にじっくりとお楽しみください。
【作品画像】
(1)重要文化財 十一面観音立像 平安時代 禅定寺蔵
(2)国宝 四天王立像のうち多聞天立像 平安時代 浄瑠璃寺蔵
(3)重要文化財 千手観音立像 平安時代 寿宝寺蔵
(4)重要文化財 愛染明王坐像 平安時代 神童寺蔵
(5)重要文化財 一休宗純像 自賛 室町時代 酬恩庵(一休寺)蔵
京都府南部、奈良と京都の間に位置する「南山城(みなみやましろ)」。
木津川の流域に広がるこの地域には、奈良時代・平安時代からの伝統を守り伝える、歴史ある古い寺院が点在しています。
奈良時代には聖武天皇により恭仁京(くにきょう)と呼ばれるみやこが置かれ、川と自然に囲まれた風光明媚な南山城は、古来から貴族たちにとって憧れの聖地となっていました。貴族たちは、世間の喧騒から離れた静かな山間に寺院を建て、この世に極楽浄土の夢を開花させようとしたのです。
今回の展覧会ではそんな南山城に点在する寺院に伝わる、美しい十一面観音像を初めとした優れた仏像や仏画、金工品、陶磁器、袈裟などの文化財や、近隣の遺跡から発掘された考古遺物など、国宝・重文を含め約140点を展示します。
登場する寺院は、「弥勒磨崖仏」で知られる笠置寺(かさぎでら)をはじめ、国宝五重塔のある海住山寺(かいじゅうせんじ)、「吉祥天像」が有名な浄瑠璃寺、そして一休が晩年を過ごした酬恩庵(しゅうおんあん/一休寺)など、あわせて十数か所。有名な寺院から、知る人ぞ知る寺院まで、さまざまなお寺に伝わる多彩な資料が登場します。なかには、秘仏など普段は公開を行っていないもの、実際に寺院を訪れても見る機会のない貴重な品も含まれています。
また、京都国立博物館による文化財調査を通して初めて明らかになった作品も多数公開します。
奈良と京都の要素が融合した南山城地域ならではの歴史と風土、そして仏教文化。その全貌を大規模に紹介する始めての展覧会です。展示室に集まった仏様や宝物を通して、南山城の古寺めぐりを心行ゆくまでお楽しみください。
展覧会概要
期間 | 2014/04/22(火) 〜 2014/06/15(日) |
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会場・開催場所 |
京都国立博物館
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時間 | 9:30~18:00(金曜日は20:00まで/入館は閉館30分前まで) |
休館日 | 月曜日(ただし、5月5日は開館) |
料金 | 一般:1,500円(前売 1,300円/団体 1,200円) 大学・高校生:900円(700円/600円) 中学・小学生:500円(300円/200円) |
注意事項等 | ※団体は20名以上 ※障がい者の方とその介護者1名は無料(入館時に障がい者手帳などをご提示ください) ※キャンパスメンバーズの方は、学生証のご提示で300円となります |
お問い合わせ |
TEL:075-525-2473075-525-2473
(テレホンサービス) |
ホームページ | http://www.asahi.com/event/minamiyamashiro/ |
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