Exhibitions展覧会

京博寄託の名宝―美を守り、美を伝える―

2019/08/14(水) 〜 2019/09/16(月)

京都国立博物館 

2019年9月開催の国際博物館会議(ICOM)京都大会の記念特別展。今回は京都国立博物館の役割の一つである所有者から貴重な文化財を預かり保管する「寄託」に注目。現在博物館が収蔵する6.500件余の寄託品から国宝・重文を含む選りすぐりの作品を紹介します。この機会にぜひご鑑賞ください。

2019年9月、日本で初めてとなる国際博物館会議(ICOM)の世界大会が京都で行われます。京都国立博物館ではこれを記念し、「京博寄託の名宝―美を守り、美を伝える―」と題した特別企画展を開催します。

京都国立博物館は明治30年(1897)に開館しました。その主な設立目的は、京都の寺社に伝わる貴重な文化財を預かり大切に保管する寄託と、これの展示にありました。当時は廃仏毀釈・脱亜入欧の嵐が吹き荒れた後で、多くの文化財が毀損・遺失、もしくは国外流出の危機に直面していたためです。
それからおよそ120年が経ち、文化財を取り巻く状況は大きく改善されました。しかし、洪水や地震などの災禍が頻発する昨今、寄託の意義が色あせることは有りません。このことは、ICOM京都大会のテーマとなっている「文化をつなぐミュージアム-伝統を未来へ-」とも重なり合うものといえましょう。

今回の展覧会では、現在京都国立博物館に収蔵されている6,500件を超える寄託品の中から、国宝《伝源頼朝像》、国宝《風神雷神図屛風》など国宝や重要文化財を含む、選りすぐりの名品を展示します。2016年開催の特別展「国宝」に勝るとも劣らない美の極致を、この機会にぜひご鑑賞ください。

【作品画像】※左から順に
(1)重要文化財 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 京都・法金剛院蔵
(2)国宝 伝源頼朝像 京都・神護寺蔵
(3)国宝 風神雷神図屛風 俵屋宗達筆 京都・建仁寺蔵
(4)重要文化財 束熨斗文様振袖 友禅史会蔵
(5)国宝 剣 無銘 附 黒漆宝剣拵 大阪・金剛寺蔵

展覧会概要

期間 2019/08/14(水) 〜 2019/09/16(月)
会場・開催場所 京都国立博物館
時間 9:30~17:00(金・土曜日は21:00まで/入館は閉館30分前まで)
休館日 月曜日(9月2日・16日を除く)
料金 一般:520円(410円)
大学生:260円(210円)
注意事項等 ※()内は20名以上の団体料金 ※高校生以下・18 歳未満、満 70 歳以上の方は無料(要証明)。 ※キャンパスメンバーズ(含教職員)、障害者の方とその介護者1名は無料(要学生証・教員証、障害者手帳などの提示) ※9月7日(土)は無料観覧日となります。
お問い合わせ TEL:075-525-2473075-525-2473
※テレホンサービス
ホームページ https://www.kyohaku.go.jp/

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