Exhibitions展覧会

国宝 十二天像と密教法会の世界

2013/01/08(火) 〜 2013/02/11(月)

京都国立博物館 

千年以上続く東寺の正月行事「後七日御修法」で使用された「十二天像」(国宝)を中心に、密教の奥深い世界を彩る貴重な作品の数々をご紹介する展覧会。国宝や今回が初公開となる作品も多数含まれた豪華内容です。脈々と受け継がれる密教文化の精髄にこの機会に触れてみてください。

承和元年(834)、真言密教を日本にもたらした弘法大師・空海は、宮中で「後七日御修法(ごしちにちのみしほ)」を始めました。
これは正月に行われる護国と天皇の安泰を祈る修法で、正月七日まで行われる宮中節会(せちえ)の後に引き続いて七日間行われるため、この名前がついています。現在も毎年1月8日~14日に東寺で続けられています。

後七日御修法に使用される仏画や法具は、東寺(教王護国寺)の宝蔵に納められていましたが、大治2年(1127)に東寺の宝蔵が火災に遭い、それまで修法で使用していた仏画が焼失してしまいました。
京都国立博物館には、この時に朝廷の命で新たに制作された「十二天像」(国宝)が、完全セットの形で収蔵されています。展覧会では共に制作された東寺所蔵の「五大尊像」とあわせ、一堂に展示します。

また、密教の教えを伝えるもう一つの重要儀式「灌頂(かんじょう)」の際に用いられた「山水屏風(せんずいびょうぶ)」(国宝)や空海が唐から持ち帰った密教法具、貴重な古文書資料など関連遺品もあわせて紹介します。
大変珍しい剣を持った姿で描かれた空海の肖像画「弘法大師像(秘鍵大師像)」(株式会社虎屋蔵)をはじめとした今回が初公開となる作品、また長く一部が分かれて収蔵されていたものの今回共に展示され久々の「再会」となる作品も含まれています。

国宝14点、重要文化財16点、重要美術品3点総数71件もの豪華内容の展覧会です。
千年以上脈々と受け継がれる密教文化の精髄に、この機会に触れてみてください。

■ 同時開催 成立八〇〇年記念「方丈記」

展覧会概要

期間 2013/01/08(火) 〜 2013/02/11(月)
会場・開催場所 京都国立博物館
時間 9:30~18:00(金曜日は20:00まで/入館は閉館30分前まで)
休館日 休館日:月曜日(ただし、1/14、2/11は開館)、1/15
料金 大人:1,000円(団体800円)
大学・高校生:700円(500円)
中学生以下無料
注意事項等 ※団体は20名以上 ※上記料金で、同時開催の「方丈記」展もご覧いただけます。 ※キャンパスメンバーズの方、および障がい者の方とその介護者1名は無料となります(証明できるものをご提示ください) ※平常展示館は建替工事中のため休館しています。
お問い合わせ TEL:075-525-2473075-525-2473
(テレホンサービス)
ホームページ http://www.kyohaku.go.jp/jp/tokubetsu/130108/index.html

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