Exhibitions展覧会
麥生田兵吾「Artifical S 3」 Someone(Another one)comes from behind. “後ろから誰か(他の)がやってくる”【KG+】
写真家・麥生田兵吾(むぎゅうだ・ひょうご)の個展。今回は、「人、人々、または複数形の人々(peoples)」をモチーフに扱った作品群約300点を展示。撮影先で出会った人々のポートレイトからは、生と生の対話が感じられます。この機会にぜひご高覧ください。(KG+参加展覧会)
《Artificial S 3 》より ©Mugyuda Hyogo
写真家・麥生田兵吾(むぎゅうだ・ひょうご)は、2010年の1月より毎日撮影した写真をその日のうちに自身のウェブサイト内の「pile of photographys」にアップする試みを、現在まで5年以上、絶え間なく続けています。
麥生田がその主題として掲げる「Artificial S」。
Sは“sense=感覚(感性)”などの意であり、「Artificial S」は「人間の手によりつくられた感性」というような意味として据えられています。それらは現在のところ5章に分類されてそれぞれに深められており、2014年にGallery PARCで開催した個展「Artificial S 2 Daemon」は、「人の心におさまっている正体を定めないイメージを露にする」ことをテーマに構成されました。
今回の展覧会はその3章に位置づけられているもので、「人、人々、または複数形の人々(peoples)」をモチーフに扱った作品群を発表します。
展示される作品は、すべて麥生田兵吾がこれまでに撮影先で出会った人々のポートレートです。その写真の多くは被写体を真正面からとらえたものであり、そこには麥生田とそれぞれの営みが交差した瞬間の姿、顔、時間、場所が写し取られています。また、撮影者(麥生田)にまっすぐに向けられた人々の視線からは、麥生田が撮影の際に出会った人々と十分な時間をかけて対話をおこない、真正面にカメラを構えて撮影した情景が思い浮かべられます。
剥き出しに溢れる生を前に、同じく生にある麥生田が、それぞれの生と対話し、交錯した瞬間(時間)をおさめた写真。そこには、「生あること」のただ中にある人々のありのままの姿を見ることができます。そして同時に、それぞれの目線の先に立つ私たち鑑賞者に、同じく「生あること」を問いかけはじめるかもしれません。
※この展覧会は「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2015」のサテライト企画「KG+」の参加展覧会です。
麥生田 兵吾 ( むぎゅうだ・ひょうご)
1976年 大阪生まれ
2010年 1月より写真作品「 pile of photographys 」をweb上で更新開始(現在も継続中)
「THE TOKYO ART BOOK FAIR 2010」(3331千代田ARTS /秋葉原):「Zine port」の一員としてZineを出品
2011年 「THE TOKYO ART BOOK FAIR 2010」(3331千代田ARTS /秋葉原):「Zine port」の一員としてZineを出品
2012年 グループ展 「in the waitingroom」(waitingroom/恵比寿)
2013年 グループ展 「溶ける魚 つづきの現実」(京都精華大学ギャラリーフロール/Gallery PARC/京都 )
2014年 個展「Artificial S 2 -Daemon-」(Gallery PARC/京都)
グループ展 「2014 FOIL AWARD in KYOTO」(FOIL GALLERY/京都)
キャノン写真新世紀2014 佳作受賞
http://hyogom.com
展覧会概要
期間 | 2015/04/28(火) 〜 2015/05/10(日) |
---|---|
会場・開催場所 |
Gallery PARC
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時間 | 11:00~19:00(金曜日は20:00まで/最終日は18:00まで) |
料金 | 無料 |
お問い合わせ |
TEL:075-231-0706075-231-0706
FAX:075-231-0706 |
info@galleryparc.com | |
ホームページ | http://www.galleryparc.com |
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