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はみ出しものに惹かれる(「ルドンとその周辺ー夢見る世紀末展」)

投稿:2011年11月16日

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石版画集「エドガー・ポーに」より
1.眼は奇妙な気球のように無限に向かう(1882)(岐阜県美術館蔵)

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「眼をとじて」(1900以降)(岐阜県美術館蔵)

美術館「えき」KYOTOで「ルドンとその周辺ー夢見る世紀末展」を見た。
岐阜県美術館の改修に際し、館が所蔵するオディロン・ルドンとその周辺の19紀末ヨーロッパ象徴主義コレクションを集めた巡回展である。
 
ルドンと聞いて思い浮かぶのは、気味の悪い「笑う蜘蛛」や植物の先が、人の頭部や巨大な目玉の気球にぶら下がった顔などのシリーズ。
これらは黒の作品群である。
水木しげるの目玉おやじは、ルドンの影響があるという。
 
ボルドーのブルジョア家庭に生まれたルドンは病弱だった為、親戚関係の荘園に預けられた。
幼年期の孤独な環境が、幻想的な作品を生んだという説がある。
 
次期は風景や花、女性や物語世界を描いたパステル系の色彩が出てくる。
社会的地位や妻も得て、落ち着いた生活の頃である。
美しい中にもはかなげな印象を受ける。
 
19世紀末象徴主義世代のボードレールやエドガー・アラン・ポーなど異端に属する作家達に受け入れられたルドンである。
 
以前ユイスマンスの「さかしま」を買ったのも、挿絵に惹きつけられたからだ。
その時には、これがルドンの絵だとは知らなかったが。
どうも、私は「はみ出しもの」に心惹かれる性分のようだ。

 文責:chakotako 編集:京都で遊ぼうART

関連リンク

ルドンとその周辺ー夢見る世紀末展

美術館「えき」KYOTO



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