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二条城の見どころ

投稿:2018年11月 7日

はじめまして。本日よりこちらで記事を書かせていただきます,賀茂茄子と申します。以後お見知りおきを。
さて本日は,二条城に関する記事を書かせていただきます。大政奉還が行われた,歴史あるお城ですね。早速参りましょう。
 
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※入場門です
 

二条城の基本情報


二条城(正式名称:元離宮二条城)は,現在の京都市中京区に存在します。徳川家康が建造を主導し,1603年に完成しました。二条城建設の主な目的は,①当時の天皇が住む御所を守るため,②普段は江戸に住んでいる家康が京都に来る際に,宿泊施設として利用するため,以上の2つです。
また1867年には,ここで「大政奉還」が行われました。この記事をご覧の皆様も,歴史の教科書などで勉強なされたのではないでしょうか?
この「大政奉還」は,江戸の終わりと明治の幕開けを示すものであり,「この二条城から明治時代が始まった」と言っても過言ではありません。つまり,徳川家の栄枯盛衰とともに,明治時代への移り変わりを垣間見ることができるお城というわけですね。そして時が経ち,1994年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。
ちなみに現地に取材に行った日は2018年10月6日で,明治時代から約150年経過した節目の年でもありました。また普段は倉庫に保管されている「秋の障壁画(ふすまのことです)」を見られるということで,内心ワクワクしながら現場に足を運びました。
 
今年は明治維新から150年!

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二条城内の植物


現場に到着した私は,チケットを購入して早速入場し,まず国宝の「二の丸御殿(後述します)」に向かって移動しました。そしてその途中で数多くの植物,特に松の木を多く見かけました。「なぜこんなに松の木が植えられているんだ・・・?」と疑問に思ってあたりを散策したところ,場内の看板に答えを見つけました。どうやら「松の木」は「繁栄」を象徴する植物だそうです。冬の寒い季節であっても葉を茂らせることから転じたそうで,家康も徳川家の繁栄を祈って松を植えたそうです。
そしてその松は,丁寧に手入れされており無駄な枝などありません。そして幹が複雑に折れ曲がっているにもかかわらず,どっしりと構えていて安定感を感じさせます。そして青々と茂る葉はまっすぐ上に伸びており,まさに「繁栄」を表しているなと私は感じました。
また場内には本丸庭園という大きな庭があり,数多くの松の木が植えられています。小さな池もあり,どこか安心する雰囲気を醸し出している場所でした。ぜひとも立ち寄っていただきたいポイントですね。
※ちなみにこの場所は,明治時代に完成した洋風庭園だそうです。江戸時代のものばかりではなく,後から手が加えられた場所もあるわけですね。
 
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※城内には,立派な松の木があります
 

二の丸御殿

 

松の木を堪能した後,トコトコ歩いて「二の丸御殿」に入りました。こちらの建物で大政奉還が行われたそうで,国宝に指定されているそうです。
順路に沿ってしばらく歩いていると,「床がキュッと鳴る」ことに気が付きました。これは「鶯張り」と言って,侵入者を感知する警報装置のようなものです。ちなみにこの二条城には外堀と内堀があったり,本丸に続く道が意図的に折り曲げられていたりと,敵から身を護る工夫が随所に施されています。やはり戦乱の時代に建造されただけあって,危機回避のための工夫がなされているのですね。
話を戻します。廊下に沿って部屋があり,虎や松などが描かれた障壁画を見ることができました。こちらは模造品だそうなのですが,徳川家の繁栄を垣間見るには十分でした。特に「大広間4の間」の松鷹図は圧巻でした。5~6枚程度の障子を用いて描かれた松は,目の前に飛び出してくるような大胆さがあります。そしてその松に止まっている黒い鷹は,小さいながらも存在感を示しています。特に描かれている目がキリッとしていて印象的でした。
また館内には,この場所で何が行われたのか詳しく説明されている掲示物があります。歴史の勉強にもなりますので,二条城に来られた際には,ぜひとも二の丸御殿に足をお運びください。

※館内は撮影禁止なので,ぜひとも足を運んでいただきたいと思います。
 

本物の障壁画


先ほど申し上げたとおり,二の丸御殿に展示されている障壁画は,模造品でした。ですが今回,本物を見ることができました。というのも二条城では,期間限定で障壁画の展示が行われているのです。(※2018/10/4~12/2まで,秋の障壁画が展示されています。ちなみに大人は,追加で100円が必要です。)
建物の中は薄暗く,そこまで広い空間に障壁画が展示されています。その画の感想なのですが,圧巻でした。模造品とは異なり,経年劣化によって黒ずんでいたり,金箔が剥がれていたりするものがほとんどでした。
だがそれが逆に良かったです。黒ずみからは,徳川家が代々使用してきたという歴史を感じ取ることができます。画面全体を使った川の画からは,手前からこちらに向かって青色の水が静かに流れてくる様を,しっかりと捉えることができました。すすきの画は全体に大きく書かれているわけではなく,右下に少し小さく描かれています。しかし存在感が無いわけではなく,風になびく白い穂を見事に表現し,あたかも当時の風を感じるようなものでした。決して前に主張するわけではないのですが,何かをこちらに訴えかけてくる何かがありましたね。
他にも扇子や鷹などの,素晴らしい障壁画が飾られています。ぜひとも足を運んで,生の画を見て頂きたいと思います。
 
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※こちらの館内も撮影禁止なので,現地で実物を見ていただきたいと思います。
 

おわりに


いかがでしたでしょうか。二条城の雰囲気やポイントを少しでもお伝えできたのなら幸いです。私が特におすすめするポイントは,やはり本物の障壁画ですね。模造品も当然素晴らしい完成度なのですが,本物を見たときの感動はひとしおでした。
また今回ご紹介しませんでしたが,天守閣跡や火縄銃を昔保管していた土蔵,カフェなどもあります。そちらにもぜひ,足をお運びいただきたいと思います。
それではこのあたりで失礼いたします。読んで頂き,誠にありがとうございました。

二条城のアクセス等の詳細についてはこちら



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