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皇室の名品

投稿:2013年12月27日

こんにちはー。もりやすみきです。ほうほうと息が白いです。
お山に雪がつもっていますよ。2013年も、もうすぐおしまい!
締めは、京都国立近代美術館「皇室の名品」

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これは12月22日 9時20分の行列。開館まであと10分。
(23日は、天皇陛下の傘寿のお祝いでイベントがあるそうです。その日はもっと並ぶのかもしれません…)おそらく連休を使って、遠方よりお越しの方が多数いらっしゃるのだと思われます。言葉が関西じゃなく…。
開催は京都だけですものね。期待が高まります。

入館しますと、レッドカーペットがエレベータへ続く。
いつもは階段を上がるのに、今回は「エレベータで3階へ」と案内を受けました。

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このフライヤーは、ど真ん中で観音開きになる作り。豪華ですね。

さて会場入りしますと、壁に、天井に、装飾が。
館内の様子は「京都で遊ぼうART」さんの内覧会レポートでつかめると思います。(写真付き!)

その内装だけでも見ごたえがあるのに、
「そんなのは壁だよ」と涼しい顔をして名品が展示されているのでした。
「あ、あの…展示品で、壁の絵が見えないのですが、そこ見なくていいのでしょうか?」
という感じでして、あーえらいとこへ来てしまったなあ…と
まあ、そこからの私は感情ぐるぐる、ざざっとピックアップしてご報告。

ちょっと画像を連れてきたのですが、同じ作品でもこんな感じで
色が違って見えますし、そもそものサイズ感がまったくつかめないと思います。
だからやっぱり、見に行かないとダメなわけですね。

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十二代沈寿官 「菊張付香炉」

とはいえ、この作品の、なんだこれー!どうしたー!!?って
いう感じはわかるんじゃないかと思うのです。大変!やばい!って思いません?
「あんた何?」って聞いてみても、
「香炉ですけど」と言い返される。むしろ黙られている。そんな「世界」。

並河靖之 「七宝四季花鳥図花壺」
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でして、こちらも「壺」なのですが、動いて見えますよね。動画のようです。
鳥が、枝が。「世界ですか?」「まあ、そんなところですかね。」と壺は答える。
違う時に会えば、花が散り、葉が赤く色づいていても不思議じゃない。

この作者の並河靖之にも突っ込んでいきたいところ。もう亡くなっているので
新しい動きはありませんが、並河靖之七宝記念館 があります!
地下鉄東山駅の近くにあるある! こうして、今回の展示は、作家一人一人にも
近寄るきっかけになりました。

ところで、記念館を持つような作家の品が、皇室で扱われていることに
安堵感を覚えるのは私だけでしょうか。あー良かったという底知れぬ安堵感。

皇室は、持ち物が似合っているなあ、と思います。
ちょっと自分の持ち物を振り返ってみなくてはいけません。
買うもの、頂いたもの、大事にしているもの…似合っているかな?
季節がら考えやすいときです。クリスマス、送別会に大掃除に…。
よりよいものが似合うように、努力しよう2014年。

それにしてもプレゼントは緊張しますね、
どんな気持ちで、だれに何を贈りましょう。
さてさて、こちらの絵は献上品だったそうです。
三菱財閥の岩崎家からの依頼で、前田青邨の作「唐獅子」。

こっちがお父さん獅子。

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こっちがお母さん獅子。子供は3匹(頭?)いますね。

どんな気持ちで製作したのでしょう。
これは壁一面くらいの、すごく大きな絵なんですが。

ババーンとダイナミックに目に飛び込んで来て、それがまた、
「わあ怪獣やー」って、なんだかすごくひょうきんな絵柄に
見えてならなかったので、笑ってしまいました。
かわいい!!この雰囲気で、獅子の家族の絵なのだから和みますね。
(とはいえ高価な材料が惜しげもなく使われているのだそうです。)

でもこの作者、前田青邨はこういう絵(↓)を描く人らしい。
皇室献上の絵(↑)とテンションが違う気がしますが、どうでしょうか。

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もう一つガオガオ(獅子のこと)作品を。展示の出口付近にあった2体。
ここまで来ると、豪華さにすこーし慣れてきて、
素直な気持ちで作品を見られるようになっていたのか、
ただひたすら、このガオガオがかわいかったからなのか、
私はどれかもらえるならこれがいいなあと思いました。
(妄想がひどすぎる…失礼しました。)

飼えそうだなあ、動いて、ご飯を食べたり眠ったりしそうだ。
画像ではまったくわからないけれど。サイズも柴犬くらいです。
表情も険しくない。胸も実際はやわらかそうでした。

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沼田一雅 「陶彫唐獅子」

ブロンズではなくて焼き物だそうです。うーん生き物だと思う。
目をそらした隙に、耳の後ろを掻いたりして。

きりがないので総評。(4階コレクションギャラリーについては割愛)
「向こう側」という世界がある。名品をみているとそこを垣間見れる。
「向こう側」は太平で美しい場所のようだった。
それを目指していけたらいいし、そこはきっとあるのだから
安心して落ち着いていたらいいんだなと思った。
真面目に誠実に、よりよくなれたら近づけそうな「世界」が「向こう側」にあるんだな。
そう思える展示でした。
だけど、展示のガラスケースの中から、私までの距離は何億光年くらいか
離れているようにも感じましたよ!名品の輝きは星のごとく凄まじい…。

では、みなさんよいお年をお迎えくださいね。
お読みいただきありがとうございました。
 



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