Exhibitions展覧会

THE ハプスブルク

2010/01/06(水) 〜 2010/03/14(日)

京都国立博物館 

日本とオーストリア・ハンガリーの国交樹立140周年を記念し、両国の誇るハプスブルク家ゆかりのコレクションから約120件を選りすぐって公開する展覧会です。ヨーロッパで600年以上君臨し続け、同時に積極的に芸術を庇護し愛した名門王家・ハプスブルク家。その宮廷画家として活躍したデューラーやベラスケス、ルーベンスに、ラファエロ、ゴヤなどを加えた名画の数々、歴代皇帝・王妃の肖像画、工芸品や武具など西洋美術の逸品が集結します。また、今回は明治天皇がフランツ・ヨーゼフ皇帝に贈った画帖なども特別に里帰り出品されます。

1869年に日本とオーストリア・ハンガリー二重帝国(当時)が国交を樹立してから140年。
これを記念し、ウィーン美術史美術館(オーストリア)やブダペスト国立西洋美術館(ハンガリー)などの所蔵品から、ハプスブルク家ゆかりの名品を中心に選りすぐった絵画や工芸品、合計約120件を公開する展覧会です。

13世紀から20世紀初頭まで、実に600年以上にわたってヨーロッパに君臨したハプスブルク家は、巧みな結婚政策によって神聖ローマ帝国の皇帝を数多く輩出した名門。歴代の王たちは、その優れた審美眼と熱意を持って、自ら積極的に芸術保護を行いました。
その結果生まれた膨大なコレクションは、ハプスブルク家の威光を示す豪華絢爛さだけでなく、西洋美術の真髄を伝える歴史的意義や学術的な質の高さという点でも、特筆に値するものがあります。




アンドレアス・メラー
《11歳の女帝マリア・テレジア》
1727年、ウィーン美術史美術館蔵
© Kunsthistorisches Museum,Vienna

ディエゴ・ベラスケス
《白衣の王女マルガリータ・テレサ》
1656年頃、ウィーン美術史美術館蔵
© Kunsthistorisches Museum,Vienna

この展覧会では、マクシミリアン1世の宮廷画家デューラー、スペイン王フェリペ4世の宮廷画家ベラスケス、ネーデルラント(オランダ)のアルブレヒト大公 の宮廷画家ルーベンス、さらにラファエッロ、ティツィアーノ、エル・グレコ、ゴヤまで、16~18世紀というヨーロッパ芸術の最盛期の名画は圧巻。総勢約 50名もの大家たちによる、西洋美術史に輝く逸品の数々が集結します。

そして、彼らを保護した歴代の皇帝・王妃の姿を描いた美しい宮廷肖像画作品、また、絵画と共に宮廷を飾ってきた工芸・武具のコレクションも併せて出品されます。
意外なことに当時の工芸品や武具には同時代の日本の美術工芸品に通じる点が少なくありません。

それに加えて、今回は明治天皇が皇帝フランツ・ヨーゼフ1世に友好のしるしとして贈った画帖と2基の蒔絵棚が特別出品。
これは今回の展覧会を期に日本に初めて「里帰り」するもので、京都国立博物館の研究員がウィーンに赴き調査した最新の成果とともに公開します。

芸術を庇護し、愛し続けた美の帝国の栄華を物語る名品の数々。
日本とヨーロッパとの繋がりにも思いを馳せながら、この機会に是非ご堪能下さい。

展覧会概要

期間 2010/01/06(水) 〜 2010/03/14(日)
会場・開催場所 京都国立博物館
時間 9:30~18:00(金曜日は20:00まで/入館は閉館30分前まで)
休館日 休館:月曜日
※1/11、12は開館いたします。
※平常展示館は現在建替工事中のため、閉館しています。
料金 一般:1500円(前売1300円/団体1200円)
高校・大学生:1000円(900円/800円)
小・中学生:500円(300円/200円)
注意事項等 ※団体は20名以上 ※障害をお持ちの方とその介護者の方1名は無料となります(入館時に障害者手帳などをご提示下さい) 【チケット取り扱いプレイガイド】 ローソンチケット(Lコード:57312) チケットぴあ、ファミリーマート・サークルKサンクス(Pコード:688-896) CNプレイガイド、イープラス、JTB・JTBトラベランド・総合提携店、その他各店舗 【池田理代子さん描き下ろしプレミアムチケット】 ローソンチケット(Lコード:58908)にて枚数限定で発売中(1500円)。 ※詳しくはこのページ下部「CHECK POINT」、または公式ホームページをご覧下さい。
お問い合わせ TEL:075-525-2473(テレホンサービス)075-525-2473(テレホンサービス)
ホームページ http://www.habsburgs.jp/

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