古来、人々の暮らしを豊かに彩ってきた漆器。中でも蒔絵の調度は華やかな装飾性と確かな実用性を兼ね備えた道具でした。
この展覧会では、京都で350年に渡り蒔絵の制作に携わってきた老舗・象彦の協力により、高雅な蒔絵による「かぐやの婚礼調度」、また雛祭りの季節にも因み、雛道具を中心とした蒔絵の魅力を紹介します。
また、雛の座敷にふさわしい屏風や掛け軸など、みやこの春を感じさせるかざりの数々も併せて展示いたします。
展示品の数々を通して、雅やかなみやこの文化と春の訪れに、思いを馳せてみては如何でしょうか。
※今回、「2010 SPRING Maki-e Event Link in OKAZAKI」と称して、細見美術館と同時に今回協力を行った象彦本店でも同時期に展覧会が開催されます。
詳細はこちらをご覧下さい。 → 「象彦の意匠展 I ~春の図案・置目」
浮田一蕙筆『やすらい祭屏風』
「やすらい祭」は今宮神社(京都市北区)で4月に行われる春祭り。平安の昔、桜の頃に流行する疫病退散を願って始まったもので、花傘を中心に、囃し方と共に鬼たちが鉦や太鼓を打ち鳴らしながら跳びはねるように踊る。花笠の下に入ると厄除けになるともいわれている。
京都三大奇祭のひとつ。

こちらも併せて!「スペシャルギャラリートーク」&「象彦の意匠展1~春の図案・置目~」
【スペシャルギャラリートーク】
展覧会に併せて、細見美術館の細見良行館長と、今回協力をされている株式会社象彦の西村毅社長のお二人による「スペシャルギャラリートーク」が開催されます!
雅な京漆器の世界を、お二人ならではのトークでお楽しみ下さい。
講師:細見 良行 氏(細見美術館館長)、西村 毅 氏(株式会社象彦社長)
開催日:2010年3月28日(日)
時間:1)11:00~ 2)13:30~ (約45分予定)
※参加無料(入館料のみで参加いただけます)
【同時期に開催・関連展覧会のご案内】
今回、「2010 SPRING Maki-e Event Link in OKAZAKI」と称して、細見美術館と同時に象彦でも同時期に展覧会が開催されます。
象彦の本店は、細見美術館からすぐ近く。徒歩数分ほどの距離にあります。
是非両方はしごして、京蒔絵の雅やかな春の世界をお楽しみ下さい。
「象彦の意匠展 I ~春の図案・置目」
開催期間:2010年2月15日(月)~3月30日(火)
★詳細はこちらからどうぞ!

雛祭りのミニ茶会
今回の展覧会テーマのひとつ「雛祭り」。
このテーマに合わせた、季節の趣向を楽しめるミニ茶会が、美術館上の茶室「古香庵」にて開催されます。
興味はあるけど、難しそう、とか作法が分からないと出来なさそう、堅苦しそう…と不安な方も大丈夫。
ミニ茶会はお茶会のいわば「入門編」。初心者さんを対象にしたイベントですので、初めての方も気軽に参加してみて下さい。
「雛祭り」ですが、もちろん男性の方も参加できますよ!
「雛祭りのミニ茶会」
日時:2010年3月6日(土)、7日(日)
1) 11:00~ 2)13:00~ 3)14:00~ (約50分予定)
会場:茶室 古香庵(細見美術館3階)
参加料:3000円
※ 友の会会員の方は2400円、フェロー会員の方は無料で参加いただけます。
持ち物・その他:足袋または靴下(洋装・和装不問)
※ 懐紙・扇子・菓子切りをお持ちの方は、ご持参下さい。
※ 事前のご予約が必要です(定員15名)。
イベントタイトル「雛祭りのミニ茶会」、お名前、住所、連絡先、参加人数を明記の上、施設まで、お電話・FAX・メールにてお申し込み下さい。(直接受付でお申し込みも可能です)

「雛祭り」の飾りを手作り。体験イベントも開催。
春の訪れを思わせるイベントでもある雛祭り。
これの飾りにも使える、春らしいパステルカラーの花の薬玉を作成する体験イベントが開催されます。
初心者さんでも安心のレクチャーつき。
「雅の意匠-かぐやの婚礼調度と雛道具-」展も無料で観覧できます。
「お花入門4 季節の花かざり ~春編・薬玉~」
日時:2月26日(金) 13:30~15:30(受付13:15~)
2月27日(土) 10:30~12:30(受付10:15~)、13:30~15:30(受付13:15~)
会場:細見美術館 3階会議室
参加費:5000円(花代・薬玉ベース含む)
持ち物:エプロン・花バサミ
※ 参加者の方は、「雅の意匠-かぐやの婚礼調度と雛道具-」展を当日無料でご覧いただけます。
※ 制作後は、館内のオープンスペースで撮影が可能です。
※ 事前のご予約が必要です(定員各回10名)
イベントタイトル「雛祭りのミニ茶会」、参加希望の回、お名前、住所、連絡先、参加人数を明記の上、施設まで、お電話・FAX・メール(メールは件名欄にイベント名を記入)にてお申し込み下さい。(直接受付でお申し込みも可能です)
※ 2月19日(金)以降のキャンセルはキャンセル料が別途生じる場合がございます。
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≪細やかな世界を堪能≫
先日送って頂いた展覧会チケットを鞄に忍ばせ、本日早速細見美術館に出掛けてきました。
昨日の凍えるような雪模様とは違い、今日は比較的穏やかな気候。
散歩がてら東大路を北上しながら岡崎界隈の色づき始めた桜並木を眺めていると、ようやく「春らしいな」と感じました。
細見美術館は以前カフェとショップを利用したことはありましたが、展示を見に行くのは実は今回が初めて。一般的な美術館とは違いモダンでお洒落な造りがとても素敵です。
そして今回の「雅の意匠-かぐやの婚礼調度と雛道具-」は、平安時代や大名家などの上流階層文化が好きな私にとって、とても興味深い内容でした。
花車・貝合わせ・かるた・蒔絵に雛人形…、どれも緻密な細工が施され、華やかな当時の様子が浮かんでくるようです。
特に「ままごと」に使われていたという小さな小さなミニチュアお道具達は本当に可愛らしかったです。今も昔も女の子が大好きな物は、きっと変わらないんでしょうね。
決して膨大な量の展示品があった訳ではないですが、どの展示品も1つ1つ職人さんの丁寧な仕事ぶりがうかがい知れて、とても見ごたえがありました。
平日の夕方に見に行ったせいか、ほぼ貸し切り状態でゆっくり出来たのも嬉しかったです。
機会があればまた是非出掛けたいと思います。
この度はチケットをプレゼントして頂きありがとうございました。楽しかったです。
ご感想お寄せ頂きましてありがとうございます!
チケットプレゼントが展覧会をご覧になるきっかけになったとのこと、スタッフと致しましても大変嬉しく思っております。
>特に「ままごと」に使われていたという小さな小さなミニチュアお道具達は本当に可愛らしかったです。今も昔も女の子が大好きな物は、きっと変わらないんでしょうね。
まさしくその通りだと思います。
学芸員さんによると、平安時代は「うつくしきもの」=「小さくて可愛らしいもの」の意味で、清少納言も『枕草子』でその例として雛人形を挙げていたそうです。
何だか昔の人と心が通じ合った気がしてしまいますよね。
細見美術館さんは毎回小規模ながらじっくり楽しめる素敵な展示を毎回企画されていらっしゃるので、また機会がございましたら是非お出かけになってみて下さいね。
改めて、コメントありがとうございました!
今後ともどうぞ宜しくお願い致します。