Exhibitions展覧会

特別展覧会「細川家の至宝」珠玉の永青文庫コレクション

2011/10/08(土) 〜 2011/11/23(水)

京都国立博物館 

応仁の乱、戦国時代、そして現在にも名を知られる武門の名家・細川家。この家は代々美術に大変造詣が深く、戦国時代に活躍した細川藤孝(幽斎)やその子・忠興をはじめ、歴代の当主が武具文書、絵画、工芸品、中国美術に近代絵画まで実に多彩な品々を確かな目で選び収集してきました。そのコレクションを収める永青文庫から、この度選りすぐりの至宝をご紹介します。日本の歴史に確かに名を刻んできた細川家、その確かな審美眼をご堪能ください。

東京・目白に位置する「永青文庫」。
これは、旧熊本藩主であった細川家が所蔵する宝物を永く護り伝えていくために、昭和25年(1950)、第16代当主の護立(もりたつ)によって、かつての細川家の屋敷跡だった土地の一角に設立されました。
その所蔵品は、遠祖である細川頼有ゆかりの品や、歌人としても著名な初代藤孝(ふじたか。別名幽斎/ゆうさい)、その息子で千利休の高弟のひとりでもあった2代忠興(ただおき)(三斎/さんさい) をはじめとする、細川家に代々伝来してきた武器・武具、文書、絵画、工芸品などにくわえ、護立によって収集された刀剣、中国美術、近代の絵画など、バラエティに富んでいます。その総数は8万点を超え、ひとつの家に伝来したものとしては日本有数のコレクションとなっています。
また、細川家は京都とのゆかりが深い家でもあります。初代藤孝が織田信長のもとで頭角をあらわし、細川家繁栄の基礎を築いたのが、長岡京市の勝龍寺城(青龍寺城)を居城 としていた時期です。また、細川家の菩提寺は京都・建仁寺の塔頭永源庵(現在の正伝永源院)でした。実は永青文庫の名は、両者から最初の一文字をとったものです。
その 所蔵品を一堂に会する展覧会が京都の地で開かれるということは、きわめて意義深いことといえるでしょう。


この展覧会では、前半に激動の歴史を生き抜き、古今伝授、能、茶の湯などの文化を守り伝えた細川家に伝来する貴重な美術品や歴史資料を展示し、細川家の歴史と日本の伝統文化を紹介します。また、後半には細川護立が収集した美術品の中から選りすぐりの名品を出品し、近代日本を代表する美術コレクターである細川護立の眼と人物像に迫ります。

歴史を見抜いた確かな目が選んだ名品から、さらに厳選された至宝の数々。
この機会にぜひともお楽しみください。


※展覧会は前期・後期制です。一部作品に展示替がございます。
【前期】2011年10月8日(土)~30日(日)
【後期】2011年11月1日(火)~23日(水・祝)

展覧会概要

期間 2011/10/08(土) 〜 2011/11/23(水)
会場・開催場所 京都国立博物館
時間 9:30~18:00(金曜日は20:00まで開館/受付は閉館30分前まで)
休館日 休館日:月曜日(ただし、10月10日(月・祝)は開館、翌11日(火)は休館)
料金 一般:1,400円(前売 1,200円/団体 1,100円)
大学生・高校生:900円(700円/600円)
小・中学生:500円(300円/200円)
注意事項等 ※団体は20名以上 ※障がいをお持ちの方とその介護者1人は無料(入館の際に障がい者手帳等を提示) ※キャンパスメンバーズ会員校の学生証を提示していただくと、300円でご覧いただけます。 ※平常展示館は立替工事中のため閉館しています。

主なチケット取り扱い所

チケットぴあ(Pコード:764-740)、ローソンチケット(Lコード:55045)、CNプレイガイド、イープラス、ファミリーマート、サークルK、サンクス、セブンイレブン、JTB各店舗 ほか
お問い合わせ TEL:075-525-2473075-525-2473
※テレホンサービス
ホームページ http://hosokawa2011.exh.jp/

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