Exhibitions展覧会

上村松園展

2010/11/02(火) 〜 2010/12/12(日)

京都国立近代美術館 

京都に生まれ育ち、円山・四条派に連なる画家に学び、文展等官展系展覧会に高い気品の漂う人物画を数多く発表して、活躍した女性画家・上村松園(1875-1949)。今展は、《舞仕度》《焔》《砧》など、より質の高い代表作約80点を展示。松園の画業を回顧するとともに、一途に「ひとのすがた」を描き続けた松園の芸術の本質と思いを、改めて探ります。

京都で生まれ育ち、京都府画学校(現在の京都市立芸術大学)に進み、鈴木松年をはじめ、幸野楳嶺、竹内栖鳳と京都画壇の重鎮三人に学んだ、女性画家・上村松園(うえむら・しょうえん)。

彼女は若くしてその頭角を現し、文部省美術展覧会(通称文展)など各種展覧会に出品、気品あふれる人物画を次々と生み出しました。

松園は、浮世絵をはじめとする古画や伝統芸能、古典文学などの幅広い知識を土台とし、市井の人々の営み、歴史や物語、謡曲などに題材を採ったさまざまな作品を描きました。
そこには女性が数多く登場しますが、単なる女性美を表そうとしたのではありません。
画中の人物の心情に寄り添うかのようにあたたかな眼差しで対象を描くこともあれば、人物の心の奥底に渦巻く情念を静かに描き出すこともありました。

近世初期の風俗画や浮世絵など、人物表現の伝統の厚みを受け止める一方で、対象の内面や精神性の表現が追求された近代という時代と向き合い、自分ならではの人物画を模索しました。

この展覧会では、松園の画業を大きく3期に分け、代表作を含む約80点の作品によって軌跡をたどるとともに、その本質を改めて探ります。
「松園の前に松園なく、松園の後に松園なし」とまで称えられ、女性として初めて文化勲章を受章した松園。その生き方を、作品の数々から感じ取ってみて下さい。

※期間中、一部展示替えがございます。(【前期】11月2日~23日/【後期】11月25日~12月12日)

展覧会概要

期間 2010/11/02(火) 〜 2010/12/12(日)
会場・開催場所 京都国立近代美術館
時間 9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日 休館日:月曜日
※ただし、11月22日(月)は開館、11月24日(水)は休館

※【前期】11月2日~23日/【後期】11月25日~12月12日
料金 一般:1,300円(前売 1,100円/団体 900円)
大学生:900円(800円/600円)
高校生:400円(300円/200円)
中学生以下無料
注意事項等 ※団体は20名以上 ※この料金で、同時開催のコレクション展(常設展)もご覧になれます。 ※心身に障がいのある方と付添者1名は無料となります(入館の際に証明できるものをご提示ください) 【きもの割引実施】 ※着物でご来館の方は団体料金でご入場いただけます。(他の割引との併用はできません) 【前売券取り扱いプレイガイド】 チケットぴあ(Pコード:764-328)、ローソンチケット(Lコード:59824)、ほか主要プレイガイド、コンビニエンスストアなど
お問い合わせ TEL:075-761-4111075-761-4111
ホームページ http://shoen.exhn.jp/

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