Exhibitions展覧会
伊藤若冲生誕300年記念「綴織 伊藤若冲展 百年の時を超えた工芸の力」
日露戦争のさなかに制作された、伊藤若冲の傑作を京都伝統の綴織で再現した室内装飾品の数々。その技術は100年以上の時を経た今も着実に受け継がれています。今回の展覧会では、明治と現代の綴織による伊藤若冲作品をあわせて展示し、工芸技術の継承とその美しさをご紹介します。
「見る眼の有る人々を、千年待つ」
現代も多くの人々を惹きつける江戸時代の絵師・伊藤若冲。彼がこう言い残した数々の作品は、日本のみならず海外でも高い評価を受けています。
明治時代、川島織物の二代当主・川島甚兵衛は、若冲の卓越した世界観をいち早く見抜き、1904年にアメリカで開催されたセントルイス万国博覧会において日本式室内装飾様式として、京都伝統の織物技術を駆使して作られた「若冲の間」を出展。時は日露戦争のさなか、日本の威信をかけて建設された大規模な日本村を彩った若冲の世界は大変な好評を博し、川島織物は名誉大賞などを受賞しました。
今回の展覧会では、セントルイス万博に展示された綴織額「紫陽花双鶏図」と、2010年に日本伝承染織振興会の依頼で製織された綴織額「池辺群虫図」をあわせて展示します。京都を代表する伝統工芸である綴織の表現技法が、100年以上の時を超えて見事に継承されていること、そして京都そのものがその継承を支えたことをご実感いただけると存じます。
展覧会概要
期間 | 2016/08/23(火) 〜 2016/09/25(日) |
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会場・開催場所 |
嵯峨嵐山文華館
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時間 | 10:00~17:00(入館は16:30まで) |
休館日 | 月曜日(祝日の場合は開館、翌平日休館) |
料金 | 大人(高校生以上):500円(400円) 小中学生:300円(250円) |
注意事項等 | ※()内は20名以上の団体料金 ※障害者手帳をお持ちの方は無料(介護者含む) |
お問い合わせ |
TEL:075-882-1111075-882-1111
FAX:075-882-1103 |
ogura@kyo.or.jp | |
ホームページ | http://www.shigureden.or.jp/ |
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