Exhibitions展覧会
秋季展「新茶を祝う -製茶から口切の茶事まで-」
茶道の世界において、秋は新茶を味わう季節。これにちなみ、製茶の工程や、その年の新茶を最初にいただく「口切の茶事」に注目した展覧会を開催します。
立夏の頃に茶畑で摘み取られた茶葉は、蒸し、乾燥などの工程を経て、茶壺に大切に保管され、秋になってようやく味わうことができます。ひと夏を越すことで新茶特有の青さが消え、まろやかな味になると言われます。
その年の茶壺の口を切って茶葉を臼で挽き、客に供する「口切の茶事」は、茶人にとっての正月とよばれるほど重要視されています。
宇治が茶の産地として名が知られるにつれて、江戸時代の初めごろから茶摘みの風景が宇治の名所として絵画化されるようになります。その後、茶摘みだけでなく製茶の工程までも描いた「製茶図」も制作されるようになりました。
この展覧会では、製茶の様子を描いた「製茶図」を通じて、茶が私たちの口に入るまでの工程をわかりやすく解説するとともに、「製茶図」が生まれた背景にも迫ります。
また、今日庵文庫が所蔵する茶書を用いて、茶を美味しく保管するために「茶壺」がいかに珍重されていたかなど、口切の茶事にまつわる記事もご紹介します。
展示に併せてのオンライン講座、呈茶席なども開催予定です。この機会にぜひご高覧ください。
※呈茶席は予約優先制(緊急事態宣言の期間中は完全事前予約制)となります。ご希望の方は前日までに茶道資料館ホームページまたはお電話にてご予約をお願いします。(詳細は別ページをご参照ください)
展覧会概要
期間 | 2021/09/15(水) 〜 2021/12/05(日) |
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会場・開催場所 |
茶道資料館(ちゃどうしりょうかん)
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時間 | 9:30~16:30(入館は16:00まで) |
休館日 | 月曜日、第2・4火曜日(ただし、祝日の場合は開館、翌日閉館) |
料金 | 一般:700円 大学生:400円 中高生:300円 小学生以下・メンバーシップ校の方:無料 |
注意事項等 |
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お問い合わせ | TEL:075-431-6474075-431-6474 |
ホームページ | http://www.urasenke.or.jp/textc/gallery/index.html |
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