Exhibitions展覧会
鬼藤健吾:Full Lightness
スケールの大きな空間構成を得意とする気鋭のアーティスト・鬼頭健吾によるインスタレーション展示です。
京都市京セラ美術館のリニューアルオープンに際して新設された展示スペース「ザ・トライアングル」。京都ゆかりの作家を中心に新進作家を育み、京都市京セラ美術館を訪れる方々が気軽に現代美術に触れる場となることを狙いとしています。
初回は、次世代作家への刺激となることを期待して、既に国内外で幅広く活躍し豊富な経験値と構想力を持つ、鬼頭健吾の作品を展示しています。
日常的な素材を組み合わせたカラフルなインスタレーションで知られる彼は、それでも常に「絵画」に立ち戻り、色彩の体験や光の考察を続けているといいます。
今回は重層的にブリコラージュされたキャンバスによる「絵画」作品に加え、透過性のある着彩ガラス越しにモビール・蛍光灯・メッキ塗装をした石などによるインスタレーションを設置。ギャラリー空間に独特な小宇宙を現出させます。
また、会期中には北西エントランス、本館・「光の広間」にも鬼頭の作品を展示しています。館内3か所で展開される、色と光に満ち満ちた究極の軽さ(Full Lightness)をたたえる鬼頭健吾の世界をお楽しみください。
※この展覧会は、通常は無料・自由観覧エリアでの展示ですが、新型コロナウイルス感染予防・拡散防止のため、当面の間は同時期開催の展覧会(コレクションルーム、または企画展)を予約・入館された方のみご覧いただけます(スペシャル・インスタレーションの展示作品も同様)
スペシャル・インスタレーション
ghost flowers
展示日程:2019/12/21~2020/9/6
北西エントランス1階のガラス空間(ザ・トライアングル上部)には、鬼頭健吾の《ghost flowers》を展示します。建築の印象的なガラスファサードを活かし建物内部に配置された無数のミラーは、映像と周囲の風景をランダムに反射し、鑑賞者はスリリングな光や色の断片に魅了されることでしょう。
untitled(hula-hoop)
展示日程:2020/5/26~2020/9/6
これまで使われていなかった北中庭にガラス屋根を懸け、自然光が降り注ぐパブリックスペースとして新たに設けられた空間「光の広間」。こちらには鬼藤健吾の大型作品《untitled(hula-hoop)》を展示します。天井から吊り下げられる大量のプラスチック製フラフープが立体的に構成され、幾重にも絡み合い、豊かな色彩の氾濫がこれまでにない新しい風景を生み出します。
鬼頭健吾
1977 年愛知県生まれ。群馬県在住。京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻油画修了。2010 年に文化庁新進芸術家海外研修員としてベルリンに滞在。主な個展に 「interstellar」(京都造形芸術大学ギャルリ・オーブ、2016年)、「鬼頭健吾 Multiple Star」(ハラミュージアムアーク、2017年)など。「六本木アートナイト 2018」では、メインアーティストとして発表した国立新美術館の大型インスタレーションが話題となる。令和元年度京都市芸術新人賞受賞。現在、京都造形芸術大学大学院芸術研究科教授。
展覧会概要
期間 | 2020/05/26(火) 〜 2020/09/06(日) |
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会場・開催場所 |
京都市京セラ美術館
ザ・トライアングル(北西エントランス地下1階) |
時間 | 10:00~18:00 |
休館日 | 月曜日(祝日の場合は開館) |
料金 | 無料 |
注意事項等 | ※通常は無料・自由観覧エリアでの展示ですが、新型コロナウイルス感染予防・拡散防止のため、当面の間は同時期開催の展覧会(コレクションルーム、企画展)を予約・入館された方のみご覧いただけます。 |
お問い合わせ |
TEL:075-771-4334075-771-4334
FAX:075-761-0444 |
ホームページ | https://kyotocity-kyocera.museum |
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