Exhibitions展覧会
特別展「京に生きる文化―茶の湯―」
京都にゆかりのある各時代の茶道具や関連する美術工芸品の名品を通して、今なお茶の湯が生きる、千年のみやこ・京都を中心とした茶の湯文化の世界を紹介する特別展です。
今につながる「茶の湯」の原型は、平安時代末頃に中国からもたらされました。茶の湯は、鎌倉時代・南北朝時代・室町時代と時代が進む中で徐々に和様化し、現在では日本文化を象徴するものとして世界で認知されています。なかでも京都は、茶の湯の歴史において中心的な役割を果たしてきました。現在も茶道の家元や茶家の多くが京都を本拠としてその文化を伝え続けています。
この展覧会では、茶の湯の伝来から茶人や大名、町衆たちとの関わりと発展、喫茶文化の多様化と近代の茶の湯にいたるまで、茶の湯文化の歴史を展示品を通じて辿ります。
展示品には、各時代を代表する茶の湯の名品が集結。茶の湯における茶碗の最高位とも呼ばれる国宝《大井戸茶碗 銘 喜左衛門》、それと並び称された秀吉愛用の重要文化財《大井戸茶碗 銘筒井筒》など、茶の湯の世界で大切に受け継がれてきた茶碗や茶道具が多数公開されます。また、宋の皇帝・徽宗筆と伝わる国宝《桃鳩図》など、茶道具と共に中国から伝えられた絵画や美術品も多数展示し、茶の湯を取り巻く美の世界を紹介します。
その他にも、日本における喫茶文化発祥の地・建仁寺に伝わる禅宗式の茶会「四頭茶礼」や、唐物の茶道具を用いた室町時代の茶会などを名品を通じて再現。豊臣秀吉の「黄金茶室」と千利休の「侘びの茶室」を並べて再現展示します。各時代の喫茶の場を会場で体感いただけます。
展覧会を通じて、連綿と守り継がれた「茶の湯」の歴史と、茶人たちの美意識の粋を感じていただければ幸いです。
※この展覧会は前後期制です。前期後期で展示替がございます。また、下記日程に寄らず展示替となる期間限定展示作品がございます。詳細については展覧会の公式Webサイト、及び京都国立博物館のホームページをご確認ください。
【前期】2022/10/8~11/6【後期】2022/11/8~12/4
展覧会概要
期間 | 2022/10/08(土) 〜 2022/12/04(日) |
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会場・開催場所 |
京都国立博物館
平成知新館 |
時間 | 9:00~17:30(金曜日は~20:00/入館は閉館30分前まで) |
休館日 | 月曜日 ※10/10(月・祝)は開館、翌10/11(火)は休館 |
料金 | 一般:1,800円 大学生:1,200円 高校生:700円 ※中学生以下・障害者手帳等をご提示の方とその介護者1名は無料となります(要証明)。 ※大学生・高校生の方は学生証をご提示ください。 ※キャンパスメンバーズ(教職員を含む)は学生証または教職員証をご提示いただくと、各種当日料金より500円引きとなります(当日南門チケット売場のみの販売) ※その他企画チケット等の詳細については、展覧会の公式サイト、及び京都国立博物館のホームページをご確認ください。 【相互割引】 会期中、同時期に京都で開催される下記展覧会との相互割引を実施します。下記展覧会観覧券(半券可)を受付にてご提示いただくと、当日券を100円引きいたします。 また、本展の観覧券(半券可)を下記展覧会の受付にてご提示いただくと、各展覧会の当日券が100円引きとなります。 ・京都市京セラ美術館「ボテロ展」(10/8~12/11) ・京都文化博物館「新選組展2022」(10/1~11/27) ※1枚につきお一人様1回限り有効・他割引との併用不可 ※対象展覧会の詳細については、各展覧会ページをご確認ください。 |
注意事項等 |
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ホームページ | https://tsumugu.yomiuri.co.jp/chanoyu2022/ |
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