Exhibitions展覧会

特別展覧 第100回大蔵会記念「仏法東漸 仏教の典籍と美術」

2015/07/29(水) 〜 2015/09/06(日)

京都国立博物館 

仏教典籍の大規模な展覧行事「大蔵会」の第100回開催記念展。仏教経典の総集である「大蔵経(一切経)」を中心に、インドから中国・朝鮮、そして日本へと伝わった仏教の歴史を関連資料や絵画、工芸品を通じて紐解きます。日本仏教の歴史を一度にまとめて見られる、仏教美術展の決定版です!

大蔵会(だいぞうえ)とは、仏教に関する典籍の展観を中心とした仏教行事です。京都仏教各宗学校連合会が主体となって行われており、現在は十六大学が加盟しています。

大蔵会は大正4年(1915)に大正天皇の即位式記念として開始し、以来毎年開催され、今年2015年に100回目の節目を迎えました。
これを記念し、京都国立博物館・平成知新館1階の各展示室を会場に大規模な記念展覧会を開催します。

展覧会は大きく分けて二部構成となっています。
第一部では、仏教経典の総集である「大蔵経(一切経)」の歴史を現存する品々から紐解きます。
大蔵経の書写は、莫大な材料と時間、人員を必要とする一大事業でしたが、日本では奈良時代以降相当な数が作られ、また海外からももたらされました。今回は日本屈指の古写経コレクションである「守屋コレクション」を中心に、中国・朝鮮半島、日本で作られた大蔵経とその流れを紹介します。

そして第二部では、日本に伝来した仏教がどのように広がっていったのか、天台宗や真言宗、浄土宗、浄土真宗、臨済宗を中心に、各宗派の宗祖に関する書籍のほか、それぞれの特徴的な絵画や工芸品もあわせて紹介し、仏教の日本での展開と足跡をたどります。このような宗派の垣根を越えた横断的展示は、大蔵会の長い歴史において初の試みであり、100回目の記念にふさわしいものといえます。

タイトルにある「仏法東漸(ぶっぽうとうぜん)」とは、仏の教えがインドから中国、朝鮮半島を経て日本へ伝わっていくその流れを示す言葉です。
今回の展覧会はまさにその「仏法東漸」の証となる品々を通し、日本仏教の歴史を通史的・立体的に見ることのできるまたとない機会です。ぜひ足をお運びください。
 

 

展覧会概要

期間 2015/07/29(水) 〜 2015/09/06(日)
会場・開催場所 京都国立博物館
時間 9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日 月曜日
料金 一般:520円(410円)
大学生:260円(210円)
注意事項等 ※()内は20名以上の団体料金 ※高校生以下および18歳未満、満70歳以上の方は無料 ※障がい者の方とその介護者1名は無料(障がい者手帖などをご提示ください) ※キャンパスメンバーズの方は、学生証提示で無料
お問い合わせ TEL:075-525-2473075-525-2473
※テレホンサービス
ホームページ http://www.kyohaku.go.jp

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