Exhibitions展覧会

長楽館(旧村井吉兵衛京都別邸)画像提供:長楽館
長楽館(旧村井吉兵衛京都別邸)画像提供:長楽館
レストラン矢尾政(現・東華菜館)撮影:京都市京セラ美術館
レストラン矢尾政(現・東華菜館)撮影:京都市京セラ美術館
《帝国京都博物館(現・京都国立博物館)表門番所正面之図 尺度二十分ノ一》1895年(明治28年)頃 重要文化財|h500 x w446 mm|所蔵:京都国立博物館|画像提供:京都国立博物館|展示期間:11/9~12/26
《帝国京都博物館(現・京都国立博物館)表門番所正面之図 尺度二十分ノ一》1895年(明治28年)頃 重要文化財|h500 x w446 mm|所蔵:京都国立博物館|画像提供:京都国立博物館|展示期間:11/9~12/26
《帝国京都博物館(現・京都国立博物館)柱頭装飾木彫原型》1895年(明治28年)頃 重要文化財|h624 x w482 x d482 mm|所蔵:京都国立博物館|画像提供:京都国立博物館|展示期間:11/9~12/26
《帝国京都博物館(現・京都国立博物館)柱頭装飾木彫原型》1895年(明治28年)頃 重要文化財|h624 x w482 x d482 mm|所蔵:京都国立博物館|画像提供:京都国立博物館|展示期間:11/9~12/26
《京都大倉別邸(現・大雲院)祇園閣 模型》 1928年(昭和3年)頃|h1683 x w805 x d805 mm|制作:坂本甚太郎(建築模型師)|所蔵:大倉集古館|画像提供:森美術館|撮影:来田猛
《京都大倉別邸(現・大雲院)祇園閣 模型》 1928年(昭和3年)頃|h1683 x w805 x d805 mm|制作:坂本甚太郎(建築模型師)|所蔵:大倉集古館|画像提供:森美術館|撮影:来田猛
《長楽館(旧村井吉兵衛京都別邸)螺鈿細工の椅子》大正時代以前|h1050 x w1830 x d650 mm|所蔵:長楽館|撮影:三吉史高
《長楽館(旧村井吉兵衛京都別邸)螺鈿細工の椅子》大正時代以前|h1050 x w1830 x d650 mm|所蔵:長楽館|撮影:三吉史高
《同志社クラーク記念館 同志社久良留久神学館建築設計図》1892年(明治25年)重要文化財|全長約10m|所蔵:同志社社史史料センター|画像提供:同志社大学
《同志社クラーク記念館 同志社久良留久神学館建築設計図》1892年(明治25年)重要文化財|全長約10m|所蔵:同志社社史史料センター|画像提供:同志社大学

京都市京セラ美術館開館1周年記念展「モダン建築の京都」

京都市京セラ美術館の開館1周年記念展第2弾。この展覧会では、京都の街に数多く残る「モダン建築」に注目し、その魅力を多彩な角度で紹介します。

戦後、経済性と合理性を追求し繰り返してきた解体と建設により、歴史を重ね育んできた街の魅力は、非情にも次々と失われてきました。しかし昨今、歴史的建造物の保存活用は、都市の独自性と経済性を両立させる鍵として期待されています。

明治時代、東京への遷都を機に衰退した京都は、その後の復興を経て、教育や先端技術、文化や観光などにおける先駆的な都市として発展し、それらを象徴するように数々の名建築が生まれました。そして幸運にも、明治以降に建てられた洋風建築や近代和風建築、モダニズム建築など、いわゆる「モダン建築」は数多くが現存し、京都は日本近代化の縮図としても興味深い都市です。明治以前の古建築はもちろん、近現代建築の宝庫でもある京都は、歴史的価値ある建築の保存活用の先進都市であり、「生きた建築博物館」と言っても過言ではありません。

本展は、京都を代表するモダン建築のひとつである京都市京セラ美術館を会場に開催する、建築を通して京都を知る大規模建築展です。帝国京都博物館(現・京都国立博物館)や長楽館(旧村井吉兵衛京都別邸)など、1868(明治元)年から1970年代初頭までに竣工した現存する京都の建築を「モダン建築の京都100」として選出し、そのうち36のプロジェクトを展示室で紹介します。展示資料は貴重な原図面や模型から建築当時の様子を伝える写真や映像、家具まで400点以上。建築を建築史や建築家の視点からだけではなく、建物を取り巻く関係人脈や時代背景などからも考察します。

また、美術館での展示鑑賞の他にも、オフィシャルブックや音声ガイドを活用しての建物探訪や街歩きなどの体験企画も予定しています。古建築と庭園だけではない京都のもうひとつの魅力に触れる絶好の機会となるでしょう。

まち歩きを楽しもう!モダン建築連携企画

展覧会の会期中、京都市内のモダン建築活用施設をはじめとした関係各所で「モダン建築の京都」展とあわせて楽しめる連携企画を開催します。展示構成に合わせたツアー企画の他、通常非公開の箇所を含む建築物の特別公開、モダン建築を活用した飲食店での限定コラボレーションメニューの提供、展覧会との相互割引などが予定されています。この機会に、モダン建築を通じてこれまでにない京都のまち歩きをお楽しみください。

→ 企画詳細は京都市京セラ美術館公式Webサイトをご確認ください。

音声ガイドアプリ「モダン建築クロニクルKYOTO」

京都市内の建物のもとへ足を運び、目の前でその魅力や歴史など、モダン建築の年代記(クロニクル)を “声”でお届けする音声ガイドアプリです。京都市京セラ美術館の館内を案内する《建物探訪ツアー》、京都のモダン建築をめぐる5つの《まち歩きツアー》のほか、会期中には《モダン建築の京都展・展覧会解説》も用意。ゲーム感覚で楽しみながらモダン建築に親しめる新しい音声ガイドです。(1コース600円/会期中には特別セット価格も用意)

→ 詳細は京都市京セラ美術館公式Webサイトをご確認ください。

オフィシャルブック「モダン建築の京都100」

京都市内に現存する100のモダン建築を選定して紹介。展覧会の副読本・図録としては勿論、街歩きガイドとしても活用できるオフィシャルブックです。京都のモダン建築を解説する「フィールド編」と展覧会記録「アーカイブス編」の2冊組。(京都市京セラ美術館内のショップにて販売)

→ 詳細は京都市京セラ美術館公式Webサイトをご確認ください。

関連イベント・同時期開催展覧会

■ 京都建築映像祭2021(10/1~12/26):京都市京セラ美術館、京都文化博物館フィルムシアター他

■ 増田友也の建築世界―アーカイブズにみる施策の軌跡(10/27~12/12):京都大学総合博物館

■ 木島櫻谷 究めて魅せた「おうこくさん」(10/23~1/10):福田美術館・嵯峨嵐山文華館

※その他関連イベントについては京都市京セラ美術館の公式Webサイトをご確認ください。

展覧会概要

期間 2021/09/25(土) 〜 2021/12/26(日)
会場・開催場所 京都市京セラ美術館
新館 東山キューブ
時間 10:00~18:00(入場は17:30まで)
休館日 月曜日(祝日の場合は開館)
料金 一般:1,900円(1,700円)
大学・専門学生:1,400円(1,200円)
高校生:900円(700円)
小中学生:400円(200円)
未就学児無料

※()内は前売・20名以上の団体料金(京都市京セラ美術館公式オンラインチケットのみで販売)
詳細はこちら
※京都市内に在住・通学の小中学生は無料(証明できるものをご提示ください)
※障害者手帳等をご提示の本人及び介護者1名は無料

【相互連携割引】
一部の展覧会連携企画については、チケット売場にて利用証明(レシートまたは半券)の提示で、本展チケットを団体料金にて購入いただけます。また、展覧会の半券提示での一部連携企画を優待価格で利用いただけます。
詳細はこちら
注意事項等
  • 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、来場の際はマスクの持参・着用、手指の消毒等にご協力をお願いいたします。
  • この展覧会は予約制ではありませんが、会場内が混雑した場合は入場制限を行う場合がございます。確実に希望時間に入場されたい方は、予め日時指定券(オンライン販売)をご購入下さい。
  • 連携企画に関しては、参加・見学には別途料金が必要です。
  • 状況により、やむを得ず展覧会及び関連企画について予定・内容の変更、中止あるいは延期等の可能性があります。最新情報については予め京都市京セラ美術館の公式Webサイト、及び各企画の実施施設等のWebサイトやSNSをご確認下さい。
お問い合わせ TEL:075-771-4334075-771-4334
ホームページ https://kyotocity-kyocera.museum

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