【ライブレポート】2011/8/2〜RAG30周年企画　佐々木詩菜　30曲歌います！ライブ

8月2日、 Live Spot RAG。

この日、関西を中心に活動中のシンガーソングライター、佐々木詩菜さんのワンマンライブが行われました！

　この日のライブはイベントタイトルにもあるように...

　なんと！演奏曲目が30曲！

　RAGが今年で創業30周年にちなんで企画されたライブなのです＊

そしてこの日はサポートメンバーが総勢6名！
（内藤大輔（sax） えぐちひろし（Gt） 花田えみ（organ） 福田尚生（b） 池田安友子（per） 鶴田憲司（ds） ）

すごく賑やかでボリュームたっぷりのライブでした！

ライブは3部制

まず1部は彼女のオリジナル曲をアコースティックアレンジで。
　
落ち込んでいた時に美しい景色を見てつくった『蛍』、チャリティライブの時に披露したという『生きてこそ』。
　
「被災地にいる友人に『生きてこそ』の音源を送ったんです。そうすると、音源をすごく喜んでもらえて逆に私が元気をもらえました。」

　
と涙ぐみながら話されている様子が印象的でした。

　そういった音楽を通しての繋がりを感じられたとき、アーティストは音楽をやってて良かったとより思える。

　そんな音楽と人が繋いでくれるものの大切さや大きさを感じることのできた1ステージでした。

　続いて、2ステージ目はカヴァーコーナー。　　
　
「何故私が弾き語りを始めたのか？この方のライブを観て憧れたから」

というシンガーの『阿呆』や『恋唄』。

「大好きな仲間の曲です。」と『ひだまり』。
　
　名曲『Ｄｅｓｐｅｒａｄｏ』等も披露されました。
　
そして「京都音楽博覧会で観て惚れましたー」と『津軽海峡冬景色』まで見事にカヴァー。

非常にバラエティに富んだセットリストであり、彼女の音楽のルーツを垣間見た2ステージ目となっていました。

そして最後の3ステージ目は、彼女のオリジナル楽曲をバンドスタイルで。　

　この最後のステージは出演者全員"心からライブを楽しんでいる！"といったものがとても伝わってきました。
　彼女の代表曲であろう『スモーカー』では観客に「だんだだーんっ」といったレスポンスを楽しんだり、ラストの『蜩の鳴く方へ』は思いっきりアコースティックギターをかき鳴らし「I Love So much 〜♪」と繰り返し歌い合う場面がとても印象的でした。

そして惜しみない拍手が観客から起こりアンコール。

アンコールは佐々木さんがマイクレスの弾き語りで『記憶と証』。
　ステージを離れ客席を練り歩きながらの演奏には、
もっともっと近くでもっと歌を届けたいといった強くて優しい想いが十分に伝わってきた温かいラストとなりました。

佐々木さんの奏でる音楽や詞たちは、
"日常に寄り添ってくれる、スッと心の中に自然に入り込んでくれる音楽"だなと感じました。

音楽は人との想い出とともにある。この曲を聞けばこの時の想い出が蘇ってくる。

そんな音楽の良さの、大切さのひとつである大きなものを改めて感じさせてくれたように思いました。

30曲。
とても準備は大変だったとおもいますが、大変さを良い意味で感じないとても大満足のライブでした。