1. 京都で遊ぼうART
  2. Report & Review
  3. アイナエさんの記事一覧
  4. 元気が出る美術館(アサヒビール大山崎山荘美術館)

Report & Review ボランティアライター・ブロガーの皆様からお寄せいただきました
レビュー・レポートを掲載しています。

ボランティアライター・ブロガーとは

元気が出る美術館(アサヒビール大山崎山荘美術館)

投稿:2013年8月 1日



クロード・モネ 《睡蓮》1907年  アサヒビール大山崎山荘美術館蔵


モネの絵が好きだ。

でも少し前まで、あまり好きではなかった。
《睡蓮》という名前の絵ばかりたくさんあって、どれも荒々しいのにぼんやりしていて、くすんだような色合いで、どう受け止めたらいいのかが分からなかった。

美術について勉強するようになって、絵に対する印象が最も変わったのがモネの《睡蓮》だった。
モネは、目の前にある景色そのままをキャンバスに描こうとした。
睡蓮の花だけではなく、眩しくきらめいた光も、水面を撫でた風も、そのまま。

《睡蓮》がぼんやりしているのは、水に浮かんだ睡蓮だけでなく、その周りの水面も描いているからだ。
池の周りに生えている木々が映る水面を、睡蓮と同じように描いたからだ。
風が吹いて揺らめく、光が反射して揺らめく水面を描いた。
画面が荒々しくぼんやりと見えるのは、残像までも描かれているからだ。

モネ、一生懸命だな。必死に絵を描いているんだな。

《睡蓮》を見るとそう思うようになった。

一生懸命頑張っている人を見ると、元気づけられる。
だから、いつでも《睡蓮》を見ることができる大山崎山荘美術館は、私にとって元気になれる美術館だ。

アサヒビール大山崎山荘美術館


※ モネの《睡蓮》は主に新館にて展示されています



  • 京都で遊ぼう総合TOP
  • 京都で遊ぼうART
  • 京都で遊ぼうMUSIC
  • 京都で遊ぼうSTAY
  • 京都の銭湯