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ギャラリートークに感激。そして危うし?|開館15周年記念特別展Ⅰ 江戸絵画の至宝―琳派と若冲(細見美術館)

投稿:2013年3月 4日

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3月2日土曜日午後二時、細見美術館。
ギャラリートークに初めて参加した。学芸員の方による、展示品の見どころや、個々の作品に関する話を聞くと、琳派も若冲も以前から知っていたのだが、突然その作品をとても身近に感じてしまう。

ギャラリートークは第一室の最初の作品「伊年」印の「四季草花図屏風図」から始まった。

「これは、宗達工房で描いたしるし<伊年>印があり、60種類ばかりの日本の草花や外来の花、ナスやカブといった野菜が描かれている」と聞くと、学芸員を囲んでいたギャラリーから「ほおー」と声が漏れる。

屏風の展示されている台が低めなのでしゃがむとまるで畳に座って眺めているように見える。

「製作された当時は、薄暗い部屋の中で屏風の下地の金が光を反射し、一株ごとに描かれている草花が、浮き出るように幻想的に見えただろう」と聞くと、ギャラリーから再び「ほおー」と声が漏れる。

第二室、第三室と説明を聞いてギャラリートークは一時間余りで終わった。

そののち、ミュージアムショップへ行った。
細見美術館の図録、若冲の本、琳派の本、冊子など、展示品の秘密をちょっぴり知った私をワクワクさせる関連グッズが目につく。

図録をぱらぱらとめくると、今しがた話を聞いた作品が載っている、載っている。図録を買わない手はない。
周りを見ると、作品に親近感を覚えたのは、どうも私ばかりではないようだった。

実際の作品を見ながら説明を聞けるギャラリートーク。図録やグッズを買ってしまう危うさは別として、次回もぜひ参加したいと思った。

文責:虹のSIKA
 

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開館15周年記念特別展Ⅰ「江戸絵画の至宝-琳派と若冲-」



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