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絵を刻む MAYA MAXX展

投稿:2013年7月16日

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暑いですね!写真も光が強すぎて白っぽくなってます。

こちらは京都現代美術館です。八坂神社さんへ向かう道にあります。

だけど、間違えて、先に京都近代美術館へ行ってしまったのでした。

あれー?ってなって、近代美術館付近のギャラリークンストアルツトさんへ

寄ってから、暑いなあってぼやきながら現代美術館 何必館へ。

 

クンストさんでは 水城まどか 個展「にじむ」 開催中。

毛糸をギャラリー中に張り巡らせていた。毛糸、というのが面白くて、

なんだか あやとり の中に自分が紛れてしまったような感じがしました。

 

さて、「絵を刻む MAYA MAXX 展」へたどり着きました。

一度見てみたいなあと思っていて、ついに念願がかないました。

 

そして、私は初めて、MAYA MAXXさんが女性だと知ったのでした。

何の根拠もなく、ずっと男性だと思っていました。

機関銃のように絵を打ち込んでくるアーティストかと思いきや、

このかたの描く自由は、なかなか繊細な自由だな、と感じました。

何かを貫いてしまうような絵ではなくて、大きく弧を描いてバリアを張るような

そんな感じを受けました。攻め、ではなくて、守りなんかなあって思いました。

確かに、囲いを破って得る自由ではなくて

囲いを押し広げて押し広げていく、のびやかさを自由というだったかなあ、と。

 

この展示でよかったのは、何必館の館長の言葉。

賞を受賞したものの、否定的な意見も受けたMAYA MAXXさんへのエール。

ご自身を、MAYA MAXXさんの伴走者に例えた文章。

「創造というのは、作るということと同時にどれだけ壊していけるかということにかかっている。創造の創は つくると読むが、「傷」という意味も持っている。(略)

創造と破壊の冒険は果てしなく続き、その彼方にあらたな光が見えてくるのである。

そしてその光を見届けるのが、伴走者として最も大きな喜びである。」

 

そんなん言われたら、頑張るしかないよなあ。

 

作品をみる とはどういう行為なのか。

私は作家に対して非常に非力ではあるが、

私の、この「みる」という行為は、作家にとってはきっと

何かしらの強いビームではあるのだろうし、そうであってほしいなあと…

そう信じたい気はします。


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ああ、さておき

MAYA MAXXさんといえば、やっぱ、ポルタのポルタんなんだけどね。

ポルタのバーゲン…。この笑みに、散財を反省しないことにする…。


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うーん。「にっこりしないと損」な気にさせるイラストですよね。

絵を刻む MAYA MAXX 展 (7月26日まで)



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