Exhibitions展覧会
秋季展「住友コレクションの中国絵画」
住友春翠とその息子の寛一、そして春翠のアドバイザーでもあった東洋史学者の内藤湖南。中国絵画に魅せられた三人により、今日の住友コレクションをより奥深いものにしています。展覧会ではそれぞれの収集品やゆかりの人々の資料を交え、彼らの中国絵画への思いを探ります。
明治から昭和にかけて、住友家の内外には中国絵画に魅せられた三人の人物がいました。
一人は健康に恵まれず、生涯思索の日々を送った美術収集家の住友寛一(1896-1956)。
もう一人はその父で、財閥当主の住友春翠こと15代・住友吉左衞門(1864-1926)。
そして、春翠の青銅器収集の助言者でもあった東洋史学者・内藤湖南(1866-1934)。
彼らは中国絵画の世界にそれぞれの視点でアプローチし、個性的なコレクションを遺します。 一方、春翠が好んだのは明の文人画や宋代の宮廷画の流れを汲む作品など、日本の近世以前の煎茶や茶の湯の伝統的美意識にかなう穏雅な作品でした。
また、湖南は清朝において正統とされた絵画を日本に紹介しましたが、自身の手元には学術資料的なものや当時の日中の文人の交流をしのばせる作品が置かれたようです。
これら三人ゆかりの中国絵画が集まり、今日の住友コレクションは奥行深いものとなりました。
この展覧会ではそれぞれの収集品を紹介し、彼らが中国絵画に何を求め、交感したかを、呉昌碩、西園寺公望、桑名鉄城、岸田劉生ら、ゆかりの人々の資料もまじえ、国宝1点、重文4点を含む約40点の作品から探ります。
※会期中、一部展示替される作品がございます。
一人は健康に恵まれず、生涯思索の日々を送った美術収集家の住友寛一(1896-1956)。
もう一人はその父で、財閥当主の住友春翠こと15代・住友吉左衞門(1864-1926)。
そして、春翠の青銅器収集の助言者でもあった東洋史学者・内藤湖南(1866-1934)。
彼らは中国絵画の世界にそれぞれの視点でアプローチし、個性的なコレクションを遺します。 一方、春翠が好んだのは明の文人画や宋代の宮廷画の流れを汲む作品など、日本の近世以前の煎茶や茶の湯の伝統的美意識にかなう穏雅な作品でした。
また、湖南は清朝において正統とされた絵画を日本に紹介しましたが、自身の手元には学術資料的なものや当時の日中の文人の交流をしのばせる作品が置かれたようです。
これら三人ゆかりの中国絵画が集まり、今日の住友コレクションは奥行深いものとなりました。
この展覧会ではそれぞれの収集品を紹介し、彼らが中国絵画に何を求め、交感したかを、呉昌碩、西園寺公望、桑名鉄城、岸田劉生ら、ゆかりの人々の資料もまじえ、国宝1点、重文4点を含む約40点の作品から探ります。
※会期中、一部展示替される作品がございます。
展覧会概要
期間 | 2011/09/03(土) 〜 2011/10/23(日) |
---|---|
会場・開催場所 |
泉屋博古館
|
時間 | 10:30~17:00(入館は16:30まで) ※10月22日、23日は10:00開館 |
休館日 | 月曜日、9月20日(火)、10月11日(火) ※ただし、9月19日、10月10日は開館。 |
料金 | 一般:730円 高大生:520円 小中生:310円 |
注意事項等 | ※20名以上は団体割引20%
※障害者手帳ご呈示の方は無料
常設展「中国青銅器の時代」期間中は常設展も併せてご覧になれます。こちらでは毎日午後ボランティアによる解説が行われるほか、学芸員による列品解説も開催されます。 常設展列品解説:9/17(土)、10/15(土) 14:00~ |
お問い合わせ |
TEL:075-771-6411075-771-6411
FAX:075-771-6099 |
ホームページ | http://www.sen-oku.or.jp/kyoto/program/index.html |
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