Exhibitions展覧会

特別展「百花のさきがけ 梅の美術」

2014/03/08(土) 〜 2014/05/06(火)

泉屋博古館 

寒い時期に、他の花に先駆けて花をつける梅は、古くから吉祥や愛、美人の象徴などとされ、人々に様々なイメージを託されてきました。今回は黒川古文化研究所、大和文華館との連携により、中国や朝鮮、日本の梅にまつわる書画工芸を一堂に展示し、豊穣な梅の世界をご紹介します。

【作品画像】(1)雪中遊兎図 (泉屋博古館蔵) (2)螺鈿蒔絵梅文合子(大和文華館蔵) (3)梅月双清図(泉屋博古館蔵)

まだ寒い時期に、ひときわ薫り高く清楚な花をつける梅。
とりわけ、中国にはじまる東アジアの歴史のなかで身近な花木として愛されてきました。
百花にさきがけて咲く姿は、再生や延命という吉祥の象徴とみなされ、また厳しい環境にも耐える姿は、高潔を保つ文人の理想の姿ともされました。さらに咲き競う艶麗な姿は、愛の交歓や美女の象徴にもなるなど、人々は梅の花や枝ぶりや果実にまで、様々な想いや理想を託してきました。

こうした豊かなイメージを反映して、美術作品の中にも様々な形で梅が表現されています。
墨梅と呼ばれる墨一色で清廉に描かれた梅、月明かりに照らされて妖艶な姿を見せる梅、端麗な色合いで春の訪れを予感させる紅白の梅、さらには花瓶、皿、文房具などをさりげなく飾る梅やデザインとして意匠化された梅など、その姿は大変変化に富んでいます。

今回の展覧会では、兵庫県西宮にある黒川古文化研究所と、奈良県の大和文華館との連携により、中国や朝鮮、日本の梅にまつわる書画工芸を一堂に展示します。
人々が様々な想いを寄せた豊穣な梅の世界をお楽しみください。

※会期中、一部展示替がございます。
 

三館連携企画「松竹梅展」

今回は兵庫県西宮にある黒川古文化研究所(松)と、奈良県の大和文華館(竹)、そして泉屋博古館(梅)の三館連携企画の一環として開催される展覧会となっています。東洋の古美術を所蔵する三館の学芸員が、松、竹、梅をテーマにリレー式展覧会を共同企画しました。綿密な事前調査により、各々の展覧会に、各館の優れた関連品が集結します。
また、会期中にはスタンプラリーや特別割引企画も実施します。

展覧会概要

期間 2014/03/08(土) 〜 2014/05/06(火)
会場・開催場所 泉屋博古館
時間 10:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日 月曜日(祝日の場合は開館、翌平日休館)、4月25日
料金 一般:730円
高大生:520円
小中生:310円
注意事項等 ※20名以上の団体は2割引の団体料金となります ※障害者手帳をご提示の方は無料です
お問い合わせ TEL:075-771-6411075-771-6411
FAX:075-771-6099
ホームページ http://www.sen-oku.or.jp/kyoto/

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