Exhibitions展覧会
生誕150年記念 Baron 住友春翠 -邸宅美術館の夢-
明治・大正時代に住友グループの基礎を築くとともに、美術品を熱心に愛好した住友春翠。その足跡を彼の愛した名品とともに振り返る展覧会企画の第1弾。今回は明治編として、春翠が余暇を過ごした須磨別邸を蒐集品とともに再現。青壮年期の春翠の美意識と文化貢献への志をしのびます。
【作品画像】
(1) クロード・モネ《モンソー公園》1876年
(2)浅井忠《垂水の浜》1903年
(3)井上良斎《巌上白鷲置物》明治時代
明治・大正時代に住友グループの基礎を築いた、住友家15代当主・住友春翠(すみとも・しゅんすい/1864-1926)。名門公家出身にして眉目秀麗、物静かな青年実業家の彼は、国家100年の姿を思い描き、住友の近代化を導きました。
一方で春翠は、公私にわたり文化活動に力を注ぎ、多彩な美術品を蒐集していました。
この度、春翠の生誕150年を迎えることを記念し、その美術愛好の足跡を名品とともに振り返る展覧会を連続開催します。
第一弾となる今回は明治編。
明治36年(1903)神戸須磨海岸の洋館を余暇の拠点、そして迎賓施設と定めた春翠は、国内外の洋画や近代工芸、さらには中国文物までを、邸内に自在に飾り愛でました。それは、欧米視察経験に伝統的な煎茶の文人趣味も融合した独特の世界観を映しだし、あたかも邸宅美術館の様相を呈しました。
須磨別邸は惜しくも昭和20年の戦災で焼失しましたが、今回の展覧会では今に伝えられる彼の蒐集品とあわせ、在りし日の須磨別邸の様子を再現、青壮年期の春翠の美意識と文化貢献への志をしのびます。
住友春翠
京都の公家徳大寺公純(とくだいじ・きんいと)の六男。実兄に西園寺公望(さいおんじ・きんもち)がいる。明治25年住友家に入り、15代当主を継承、吉左衞門友純(ともいと)と名乗った。
現在の住友各社の前身を次々に起業、大正10年住友合資会社を設立した。また大阪府立中之島図書館、大阪市立美術館の敷地を寄付するなど文化社会事業にも貢献、芸術家支援や幅広い美術収集でも知られる。
展覧会概要
期間 | 2015/09/05(土) 〜 2015/10/12(月) |
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会場・開催場所 |
泉屋博古館
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時間 | 10:00~17:00(入館は16:30まで) |
休館日 | 月曜日 ※ただし、9月21日・10月12日は開館。9月24日(木)は休館 |
料金 | 一般:730円(580円) 高大生:520円(420円) 小中生:310円(250円) |
注意事項等 | ※()内は20名以上の団体割引料金です。 ※障害者手帳をご提示の方は無料となります。 |
お問い合わせ |
TEL:075-771-6411075-771-6411
FAX:075-771-6099 |
ホームページ | http://www.sen-oku.or.jp/ |
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